１年越しの奇跡 ~ Future ~ 10 (ページ7)

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Hope..457 ページ7

～海人side ～

紫「海人が死んでる…笑」

岸「おーい海人ー大丈夫かぁ？」

廉「なぁ、学校に行っただけで普通、疲れるか？」

神「廉、笑」

学校終わりのマネージャーの車の中にて、メンバーと合流する。

ありがたい事にデビューと決まったいま、

各雑誌の撮影に引っ張りだこで…

今日も撮影で、放課後に誰にも生徒に気づかれないように裏門から抜け出してきた。

海「死んでないから…」

玄「ほんと廉と紫耀は海人をいじるのが好きだね」

岸「でも疲れるってよっぽどじゃん笑」

…岸くんの言う通りすぎる。

学校に行くだけで疲れたなんて…もはや、俺の体力なさすぎなのかな…って、思ってしまう。

だけど、これほど騒ぎになってしまうなんて、

思ってもいなかったよ…笑

海「デビューの影響力、半端ないよ。めちゃくちゃ学校に迷惑かけちゃった…」

廉「さっき、逃げ回ってたって言ってたもんな」

紫「デビュー発表で、大きく報道されたのもあるけど、知ってくれたって思うと嬉しくない？」

岸「それな！」

海「そりゃ、ありがたい事に嬉しいけども」

マネ「おいおい、学校なんかは特に隠れファンとかいるんだからな？お前らも周りを注意深くしとけよ」

「「「は───い」」」

すると俺らの会話を聞いていたのか、運転していたマネージャーが呆れるように言ってきた。

そうだよね…

何が起こるかなんて、わからないんだもんね。

マネ「特に海人と廉は気をつけるように」

海「わかってるよ」

神「廉の大学は大丈夫なのか？」

廉「海人のとこと違って、俺のとこは落ちついとるで。めっちゃ、おめでとう言うてくれた」

海「いいなぁ…」

玄「海人の本音がポロリと…笑」

海「だって俺のとこ、全員もそうだけど、紫耀くんのサイン欲しい！って聞こえてくるんだよ！？」

紫「え、俺！？」

海「俺じゃないんかーいってツッコミそうなった」

神「そこ？」

岸「紫耀のドラマ発表してから凄いな笑」

海「もう衝撃しかないよ…」

なんとなく、あくびをしながら

助手席の後ろに座っていて、端っこにいる俺は窓のほうにもたれかかる。

そして俺は

いつの間にか、ゆっくりと瞼をとじていった。

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