１年越しの奇跡 ~ Future ~ 10 (ページ47)

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Hope..497 ページ47

～廉side ～

紫「え、7年も？！」

廉「そう…やから、瑞稀も海人と一緒で…同じ気持ちやってことやな」

紫「それは…海人と恋のライバルてこと？」

廉「ちゃうちゃう！恋ではないから笑」

海「あはは、それはまぁ勘違いするよね笑」

紫「あ、違うのか」

俺も…最初は好きなんかなぁ…って軽く、

思っとったけどな…笑

けど、みじゅき本人が好きじゃないって

言っとるわけやし…

海「瑞稀もさ、Aちゃんのこと大切なんだよ。大切だから…俺に裏切られてショックだったんだよ…」

海人…？

廉「裏切られた？」

海「瑞稀は…俺にAちゃんを託してたんだって。海人ならAちゃんのこと任せられるからって…
俺の側にいることでAちゃんは、元気でいられて毎日が楽しいって思わせてくれそうだからって…」

紫「…そんなこと言ってたんだな」

海「うん…だから、俺がAちゃんに酷いこと言ったせいで、瑞稀は裏切ったって…俺のこと許さないって思ってるみたい」

そっか…

みじゅきは…昔からAちゃんのことを、ほんまに大切に想ってるんやな。

だからこそ、海人の酷い言葉のせいで、

任せられるって思っていたのが、一気に裏切られた感覚になったんやろうな。

海「瑞稀とは…とにかく早くAちゃんと会うことが優先になるとは思う」

廉「…せやな。許してないなら尚更な」

紫「それに瑞稀の気持ちも、わからんでもないし」

廉「ていうか、みじゅきからバレンタインチョコ、渡された時点で優男やん笑」

紫「いや、ほんまそれ。逆にもう許してるんじゃないかって疑うわ笑」

みじゅき、許してないにも関わらず、

Aちゃんには内緒でチョコ持ってきたって、さっき言ってたもんな。

もしかしたらAちゃん…

ちょうどよく、多めに作ってたんかもしれへんし、

海人の分も…って。

海「お、美味しくいただいてもらいマス…」

廉「なんせ愛情たっぷりのチョコやしな笑」

紫「ヒュー」

海「もうっ、からかわないでよ！」

あぁ…これから、どうなるんやろうか…

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