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〜 海人side 〜
海「え…」
朱「いきなりすぎて驚いた?笑」
そりゃあ、驚くだろ普通…
いきなり…そんなことを言われたらさ…
朱「……私の初恋相手は海ちゃんだし、幼い頃からずっと好きだった」
海「朱莉…」
朱「5年前にロシアに引っ越す事になった時は、すごく悲しかったな…今思うと、懐かしいよ笑」
朱莉が何を言いたいのか…
俺にはなんとなくだけど、わかる気がした。
俺が初恋の相手であって、俺のことを好きでいてくれていた…でも、今は違う。
朱莉はもう吹っ切れて
今…新しい恋へと歩んでいるんだ…
そして、朱莉が話そうとしてくれてる今の、この状況も…全て過去形なんだ。
朱「海ちゃんは…今、幸せ?」
海「え?」
朱「もうわかってるんだよ?海ちゃんも…私と同じだってことくらいは笑」
海「…!」
まじか…
瑞稀に続いて、朱莉にまでバレてたなんて…
海「気づいてたんだ…」
朱「もちろん。5年はいなかったけど何年、幼馴染みやってきたと思ってるの笑」
海「でも、俺…今すげー楽しい毎日だし、幸せだよ」
朱「なら良かった笑…海ちゃんがそのうち、告白する日がくるんだと思うと、私は嬉しいよ」
海「えっ!な…なに言って……告白とかまだ早いし…ていうか、今の関係性を壊したくないから」
朱「まぁ…確かに、向こうがどう思ってるかもわからないもんね笑」
……告白なんかできるわけない。
ただえさえ、未だに俺の本当の気持ちが…自覚できてないっていうのに…
まだまだ、心の整理ってのが必要なわけで…
今は “友達”…という、関係性のままの方がいいんだ。
それに…
朱「でも…ジャニーズだからって、余計なことは考えないでね」
海「うっ…」
朱「やっぱり図星か笑……人の恋愛なんて、自由なんだからさ…まぁ、それは海ちゃん本人が1番わかってることだろうけどね」
もちろん…それは流石に自覚はしている。
だけど、Jr.だからって…甘くみてはいけない…
朱「あ!もう時間じゃん。行こう海ちゃん!」
海「おう」
朱莉がそう言うと先に行った。
俺は、そんな朱莉の後ろ姿をじっ…と見つめながら、ついていく。
.
俺は祈ってる…
大切な君がずっと幸せであるように……って。
.
.
俺も…朱莉が初恋の相手だったから───…
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Ageha♪ - 最初から何回も繰り返しで読んでます。自分のなかではお気に入りの作品なので楽しませてもらってます! 頑張ってください! (2018年12月9日 14時) (レス) id: ed50516e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年12月4日 17時