Fragment244 ページ44
〜 海人 side 〜
Aちゃんを家まで送って、2時間ほどかけて自分家に帰宅する。
時計を見れば23時すぎだった。
母さんに言われて、お風呂で湯に浸かりながら疲れた身体を癒す。
そして、お風呂から上がって、ついでに歯磨きしてから自分の部屋に行けば、姉ちゃんがいた。
姉ちゃんは毎日…とまでは言わないけど、基本…俺の部屋によく来るんだよね笑
海「…ま〜た いるし笑」
彩「海人、来るのおっそい」
海「知らねーよ笑…なにしに来たのさ？俺、もう眠いから寝たいんだけど」
彩「そんなこと言っちゃっていいの？せっかくA
ちゃんとのツーショット、送ろうと思ったのに」
海「えっ…！」
彩「送るのやめて、消そうかなー？笑」
海「待って！無理！消す前に送って！！？」
Aちゃんとのツーショットは絶対に欲しい。
俺は消してほしくなくて少し慌てる。
すると、そんな俺を見て姉ちゃんは、ニヤニヤしながら、俺をじっ…と見つめてきた。
もう最悪……
海「…ごめんなさい。消す前に送ってください」
彩「よろしい…笑」
そして姉ちゃんからLINEで、写真4枚ほどを送って
くれた。
1つはスゥエーデンで走ってた時の俺。
2つ目と3つ目は急に姉ちゃんに撮られて驚いてるツーショと、廉と紫耀にも絡まれたピースしてるツーショットだった。
…で、もう1つは……
海「…ねぇ、4つ目いつの間に撮ったの？」
彩「あぁ、これ？騎馬戦の前…？にあんたとAちゃんが楽しそうにしてたから隠し撮りした」
隠し撮りって…
その4つ目の写真には、応援席に座ってるAちゃんと俺が何か話してて笑ってる写真だった。
知らないうちに撮られてたなんて…
その写真を見つめながら、Aちゃんの笑ってる表情に思わず、クスリと笑ってしまう。
彩「なにニヤけてんの？気持ちわる〜」
海「うっさい。でも写真ありがと…」
彩「…海人ってさ、やっぱAちゃんのこと好きな
んじゃないのー？」
海「なんでそーいう事になんの？ありえないって笑」
彩「どーだか。写真みて、ニヤける奴がどこにいん
のよ」
海「……Aちゃんは友達だから」
俺はAちゃんのこと…
……大切な友達しか…思ったことないもん。
．
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです！投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年9月7日 16時
