検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:69,279 hit

Fragment241 ページ41

〜 海人 side 〜





その後、それぞれがいったん家に帰った。


っていっても、俺は家が遠いから廉と紫耀と合流して、学校から1番近い廉の家にお邪魔させてもらった。



よく廉の家に泊まりに行くから、置いていた自分の私服に着替えて、Aちゃんと伊藤と合流する。





そして焼肉を終えて、あっという間に時間は過ぎた。




海「じゃあ俺、Aちゃん送ってくから」




廉「おぅ。またな〜」





俺はいつものように、Aちゃんをマンションまで
送ることにして、
廉は伊藤を家まで送るだろうけど、駅方面だからAちゃん家とは逆方向なわけで。


紫耀も電車で帰るから廉と伊藤と一緒に帰る事に
なった。




そして3人と別れて、Aちゃんと歩きだす。





海「今日はなんか疲れたね〜」




《体育祭の後だからね笑》




海「でも最後の体育祭は楽しかった。優勝もしたし」




《だね。彩海ちゃんと廉くんと紫耀くんも来てくれて良かったね笑》




海「まさか姉ちゃんが内緒でくるとは思わなかったけどね笑…廉と紫耀は誘ってみたら、廉が真っ先に行く!とか言い出してさ…笑」




《そうだったんだ!やっぱり沙耶?》




海「そっ、伊藤に久しぶりに会いたかったみたい」




《なんか、好きな人かいる体育祭にそこまでして、
見に来るなんて、すごいよね》




海「確かに、それは言えてる笑」





まぁ、廉はサマステ初日に嘘ついてまで、伊藤の引退試合を見に行ったくらいだからなぁ…笑



よっぽど廉は伊藤の事が好きなのかもしれない。





海「あ…ねぇ、Aちゃん」




「……?」




海「あのさ…体育祭にみず……」





俺は “ 瑞稀 ”って、言おうとしたけど、


言うのをやめた。






《え、なに?》




海「あー!ごめん、やっぱなんでもない!笑」




「…?」





瑞稀が体育祭にいたのか、聞こうとしたけど…


何故か聞けなかった。




なんで聞けなかったのか、自分でもわからないけど…





海「また、そのうち話すね笑」




「…?」



《よくわからないけど、わかった笑》




海「それより、宿題のことなんだけど──…」






完全に話をそらす俺…



素直に聞けばいいのに、聞けなかった俺はどことな
く情けない…





どうしたんだろ、俺……







自分が自分で、おかしい…気が……した。




Fragment242→←Fragment240



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。