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Fragment240 ページ40

〜 海人 side 〜





廉「男…?」




紫「なんか…俺と廉みたいにキャップを深く被った
奴やってんけど、Aちゃんといたのが見えた」




廉「それ、Aちゃんの親戚とか、知り合いとか
ちゃうん?」




紫「…にしては、同い年くらいの青年!って感じ
だったけどな〜」





キャップをした同い年くらいの青年…って、



まさか……





いや、違う…かな?そんな訳ないか…





紫「なに?海人、心当たりあんの?」




海「…いやぁ…どうだろ…?笑」




廉「なんで疑問形?…って、まさか嫉妬か!」




海「そんなじゃないから!」




紫「てか海人さ、仲良しなAちゃんを差し置いて、幼馴染みおるとか聞いてないんだけど」




廉「……ほんまそれ。衝撃やったわ」




海「この前までロシアにいたのに、言う必要もない
じゃん?」




紫「まぁいいけど。それはともかく、俺が見た男、どっかで見たことあるんだよな」




廉「え、こわっ」




紫「いや、まじで。見た目…?雰囲気…?からして
可愛い系男子っぽかった」




廉「めっちゃ見とるやん」




紫「だって取込み中なとこ、入ってくわけないやろ、無理無理…Jr.で例えるとしたら…えーと……」




廉「可愛い系男子とか、めっちゃおるけど…」




紫「……あ、井上!…瑞稀みたいな人!」




海「…!」




廉「みじゅきぃ…?あいつがこんなとこおる訳な
いやん笑」




紫「みたいな人やって。本人とは限らんけど口元とか似てた」





まじかぁ…


あの紫耀が…まさか当てるとは思わなかった…ただえさえ天然ボケなのに……




でも瑞稀は、Aちゃんのいとこだ。



体育祭に来てもおかしくない…よね……






「こうらぁ!高橋!お前、なに喋ってんだ!早く
教室に戻れ!!」




海「やばっ!」





いつの間にか、外にいる生徒はもういなくて、


気がつけば担任の先生は2階の窓から叫んでいた。





海「じゃ、また後で!」




紫「おう、早くダッシュしろよー笑」




廉「ダッシュしんと、先生に怒られんで〜」




海「わかってる!そもそも、引き止めたのは紫耀
だから!」




2人にケラケラ笑われながら、



俺は急いで教室に戻った。






体育祭に瑞稀がいたなんて気にしずに…




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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

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