怪心学園絶望の紫蝶 (ページ8)

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第7話:浄化ページ8

「僕の不注意でその手紙を落としてしまって…それをツバサくんが拾ってしまったんだ

そして…僕はツバサ君に呼び出された」

ルイくんはそれからツバサに呼び出されて何をされたのか話してくれた

「そこに…Aちゃんがたまたま居て…何で泣いてるのかは聞かないでくれたけど…」

「だからAはさっき心当たりがあるって言ったのか…」

『うん､まぁ私がルイくんの所に行く前にツバサ君とすれ違ったから何となく分かってたんだけど…』

「…みんな…気を使わなくて良いよ…
僕の事気持ち悪いって思ってるんでしょう?

体は男なのに心は女なんて気持ち悪いって…」

ルイくんがそう言った後シロウが口を開いた

「うーん…でも僕はルイくんの話を聞いて…ルイくんの事を気持ち悪いだなんて…これっぽっちも思いませんでしたけど…」

「…え?｣

「確かに最初は驚きましたよ…けど､それはルイくんの個性です
むしろそれをバカにするのは人としてどうかと思いますよ…」

「シロウ君…」

「実はですね…僕もルイくんの気持ち､少し分かるんです
僕もずっと理解されずに生きてきたので…

僕は子供の頃､オカルト好きの変人としていじめられていました…いじめられないために､オカルト好きをやめようかと思ったんですがやっぱり無理でした｡

自分に嘘は付けなかったんです｡

それで､無理に友達を作るのはやめました｡そしたら心がすっごく楽になりましたよ!」

「…!」

『…ルイくん､もう少し自分らしく生きてみない?』

「自分､らしく…?」

『そう､その方がずっと毎日楽しいからさ!』

「…うっ…うっ…僕だって…本当は自分らしく生きていたい…!もう自分を隠したくない…!」

『うん…私達で良ければ相談して?私は…いや､私達はどんなルイくんも否定しないよそうでしょ?3人とも』

「もちろんです…!」「あぁ､」「うん…!」

「A…ちゃん…

うっ…うっ…みんな…ありがとう…」

そしてルイくんのドッペルゲンガーは浄化された

「…なんだか…人を救ったという実感がないですね…」

「確かにな…」

「おつかれさん､それじゃあ早速報酬を渡すぜ」

『報酬…という事は…ノブユキ君の記憶が戻るって事?』

「あぁ､そうだよ」

そう言ってネコヒコが指を鳴らすとノブユキ君は倒れた

そしてBARにて

『あ､ノブユキ君起きた?』

「なかなか起きないから心配したんですよ〜」

そして､ルイくんの話をしていると…女の子が入ってきた