この恋しても、いいですか？ R.Y 2

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侑李「ただいま」









ついこの間に同棲というものを始めた私たち









彼がただいまって

帰ってきてくれるのを






ただただ幸せに感じていた。









侑李「今日は何してた？」









さみーってコートをハンガーにかけながら

そう言った侑李









「幼馴染とカフェでのんびりと。」









夜一緒に今日あった出来事を語り合うのが
日課になっていた私たち









私はそのままのことを話した。









侑李「ねぇ。あんまりその裕翔くんと二人きりやめて」






「侑李、？」









ギュって抱きしめてきた侑李に

私も手を背中に回した









侑李「んー。単なる嫉妬。」





「…へへ。」









嫉妬されるっていうことは

愛されてる





っていう証拠だって

そう誰かから聞いた事を思い出して









笑みがこぼれた。









侑李「なぁに笑ってんだよ。


…で？何話したの？」









そう聞かれて。




内心ビクッとなって。









裕翔が言っていたことが頭の中によぎる。









「…ん。世間話だよ。」









言えなかったのは心残りがあったからじゃない。




違う。









過去だもん。

そうだよ。









まだどうして話したらいいのかわからないだけだ。









そう。


それだけ。









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