その37 ページ38
雫華side
「しかしお前ら。その学生服はなんとかならんのか?」
ジョセフさんが言う。これ…セーラー服だからものすごく暑いし…今すぐ脱ぎ捨てたいけど…これを脱いでしまったら雫葉は…また独りになってしまうんじゃあないの?
そう思えて…怖くて仕方なかった。やっぱり私には…これを脱ぐことなんて…。
「ガクセーはガクセーらしく。というやつですよ。」
笑いながら言う花京院。
『そうだよ!』
この不安を誤魔化すように私は笑う。
…というか…ポルナレフの後って…あれだよね?あの…海を愛してる割には汚れた心の持ち主。←
だけどそんな事を考えているのは船の上。もう手遅れ。
「おいおい!アイツ飛び込んだぜ!」
うんうん。飛び込ん…飛び込んだって!?←
あぁ。じゃああれが…とか言ってる場合じゃあなくて!←
『ちょっと!早く上がってきて!危ないから!』
慌てて声をかける私。
「何言ってんだよ雫華。」
「何が危ないと言うんですか?」
不思議がるポルナレフと花京院。
言ってやってもいいけど…バレると面倒…。
チラッと承一郎君に視線をやるとダメだと睨まれた。
『とにかく!危ないの!とっても良くないことが起こる!…予感がする…。』
焦る私。
「その予感は当たったようだ。」
アヴドゥルさんが言う。
ほら!言ったでしょ!?サメだよ!ほらほら!←
まあ…承太郎さんがなんとかしたけど…ほら…ね。やっぱり…女の子だしね?早く上がってきとけばよかったのに…。そしたらベッタベタ触られなかったし…。←
このあとキャプテンに怒られるし海を汚すとかなんとか言ってたし承太郎さんがキレて
「スタンド使いは…タバコの煙を少しでも吸うと…鼻の頭に血管が浮き出る。」
とか言い出してみんながΣ(´□`;)ってなってるし。
『落ち着いて!そこまで怒らなくても!ね?』
慌てる私。
「今回命じられたのは…九条雫華、一条寺承一郎の抹殺。兄弟の死をトリガーに言うことを聞かせるという考えらしくてな。」
『…は?』
…つまり…無理やり言う事聞かせようっての?
そんなの…姉として…家族として…パートナーとして…許さない…!
『…けんな…。』
「…じゃねえ…。」
「雫華…?承一郎…?」
雫葉と承之助君は自分から望んでDIOの所に行ったのに…。無理やり…?そんなの許せるわけない…。
『ふざけんなッ!』
「冗談じゃないぜッ!」
怒りと殺気を隠せずにスタンドを出す。
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作者名:おバカな傀夢&歌詞無 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2018年3月29日 12時