呪縛から解き放て【ジョジョの奇妙な冒険】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:4,045 hit

その2 ページ4

雫葉side

えーっと…こんにちは皆さん。九條雫葉です。

今…強盗犯グループに捕まりました。(´；ω；｀)4人揃って。←

「おい！そこの女！」

ビクッ

『はっはいぃ！』バッ

思わず立ち上がってしまった…。

「違う！お前じゃねえ！その隣だよ！」

じゃない…。

「あ、はーい。」

「これを読め。」

所詮…私なんて…じゃない方…だよね…。

「うーわっ。子供だねえあんたら。あーはいはい読みますよー。」

「何やってんだ？アイツ。」

「さあ？」

「えーと？警察どもにつぐー。今この場にいる人質共の命が惜しければー？3時間以内に500万円用意しろー。うーわっ。子供が考える大金って感じだね。えーっと？人質を救出しようとは考えるなよー。もし用意出来なければー。全員殺すー。…はい。読んだけど？」

「もういい。行け。」

「へいへーい。雫葉。大丈夫…。一条寺君達も聞いて。私が合図したら、強盗犯達に蹴りかなにかかまして、スキを作って。」

『うん…。』

「わかった。」

「了解。」

雫華は何をするつもりなの…？

「すぅみませぇん！私トイレ行きたいんですけどぉ。」

「あぁ！？しょうがねえな…。おい！連れてってやれ！」

「へい！」

雫華は入口のあたりまで行ったところで

「みんな！今だよ！」

大きな声で合図を出した。

「走れ！」

一条寺君が私たちに指示を出した。

強盗犯の所まで走って、力の限り蹴り飛ばした。

「でかしたみんな！喰らえ！畜生が！」

雫華の強烈な蹴りが決まった。

「よくも私の楽しみを邪魔してくれたねぇ。私はとっとと家に帰って、ジョジョ読まなきゃいけないんだよねぇ。」←

「えっ勉強は…。」

「勉強はその後！」←

『雫華らしいね。』

なんて言ってる間に…さらなる悲劇が襲ってくる。

強盗犯が私達に向かって銃を撃ってきた。

「雫葉!!!!」

「承之助!!!!」

目の前には赤い血(エキタイ)を流した姉と友人の姿。

「兄さん!!!!兄さん!!!!」

目を開けない兄の元で泣き叫ぶ一条寺君。

『いや…いや…雫華…いやああああああ!!!!!!」

そこで私の記憶は途切れた。