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それからは猛特訓。
まず足場の悪い上に馬鹿みたいに広く、場所によっては暗い森の中を縦横無尽に駆け回れるように体力を付け、夜目も効くようにする。
親が寝ている間にもひっそりと来ようと思ったけど、
野生動物がいる森の中で今の俺は危険だし、
バレたら滅茶苦茶心配されそうだからそれは控えた。
無駄な心配は掛けたくねぇし？
…基礎体力を付ければ、木で作った武器で木を斬り付け、
一撃の重さ、振りの速さを鍛えたり。
木で色々と工作し、
振り子のように揺れるそれ等を避けて反射神経を鍛えた。
その内目隠しを付けて、五感を駆使して避けれるようにもなった。
勿論、実践になると話は違うので、
申し訳ないが野生動物を狩ることも始めた。
野生動物は逃げ足が早かったり、逆に襲いかかって来たりと。
まぁ動物によって様々だ。
たまに食べれる野草と一緒に持って帰って、
母さんに渡し、有難く食べさせて貰っている。
…勿論滅茶苦茶心配されたけど。
「＿＿＿軍人に、なりたいんだ」
そう自分から言えば、そうなの、と笑われた。
…最初は両親から行ってみればと言われて軍人になったんだ。
反対なんてされなかった。
心配そうな顔は、されたけど。
そんな俺は友達に付き合いが悪いと言われたりもするけど、
学校の体育の授業では常にALL５のTOPだった。
科学関連のこともなんとか先生を連れ回し必死に勉強した。
…文系はちょっと苦手だけどな、うん。
.
そんな毎日を過ごしていれば、自然と月日は経ち、
俺は死ぬ前の身体能力を取り戻した。
…いや、あの時より若いからか、死ぬ前よりは良いだろう。
そして、朗報はもう一つある。
俺は今、１７歳だ。
…やっと。
やっと、俺が軍に入る為の試験が始まる日まで来た。
…高校を卒業する早生まれな俺は、
改めて軍に入りたいと両親に告げると、母さんは頷いて言うのだ。
＿＿＿辛かったら何時でも帰って来て良いからね。
…母さんのその言葉に、思わず泣きそうになった自分がいた。
俺はその言葉知っていた。…二度目だから。
……この後、父さんに頭を乱暴に撫でられる事も。
母さんが父さんの肩を叩けば、父さんはこっちを見る。
＿＿＿頑張れよ。
その一言だけだけど、無口であまり喋らない父さんは、
俺の頭をわしゃわしゃと撫でて、軍へと、俺を見送った。
俺は配られた番号札を握り締めて、
トーナメント戦の様な形を取られている試験に挑戦する。
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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます！ (8月15日 12時) (
レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです！！また更新されることを願っています！ (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか！？！？！？一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう！！！！！ (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月29日 8時
