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朝起きれば、ある程度の準備を済ませ、
食事をとる前に寝起きの良いレオと軍服を取りに行く。
受かったその日に採寸されて作ってもらった、
兵士の体を守る、鎧。
まぁ使えなくなってしまう事もあるけどな。
あの頃着ていた物を渡されて、懐かしくてつい頬が緩む。
新品で固いけど、あの頃のように着やすい！っつー訳じゃ無いけど。
…またコレを着て戦えると思えば、凄い嬉しくて。
…これから宜しくな。
内心そう告げては食堂に向かい、食事を済ませる。
さも当然のように俺達の前にアルバも来て。
寝起きの良い俺達を見て羨ましそうに口を尖らせていた。
…待ち合わせとか、してねぇのにな。
自然に時間が合ってしまう。そんな状況に笑いながら、
朝でも超食べるレオの目の前に積み重なる食器を見て、少し引いた。
食事を済ませると少しして訓練場に向かう。
多くの人が集まるので、訓練場に集められるのだ。
並ぶ順番は既に伝えられている。
トーナメント制の試験で優勝した者。
俺とレオは一番前に立ち、チラリと後ろを見る。
…前は強い奴、後ろは弱い奴。
コネなど要らない、使わないこの軍は、実力主義者だ。
最悪この並び、いじめも起こりそうな物だが、
それでヘコ垂れるくらいじゃこれからやってけない。
…し、まずそんな事をしている暇がねぇっていう。
俺はそれを考えていると、隣のレオに肩を叩かれ前を向く。
…目の前には、幹部の人達が堂々とした表情で立っていた。
そこに居るだけで、喋っても居ないのに感じる威圧。
それは周囲の騒がしい声を黙らすのには最適で。
俺はそれに固唾を飲んでは、休めの姿勢をとる。
すると、一歩、緩やかな足取りで前に出る者。
我等が総統、グルッペン・フューラー。
その人は俺達新兵が並び終え、黙ったのを見ると、
ニッコリと、…いや、邪悪な笑みを浮かべ、
片腕を持ち上げ、一言。
「ハァイッ！！」
低い声が、辺りに響いた。
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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます！ (8月15日 12時) (
レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです！！また更新されることを願っています！ (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか！？！？！？一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう！！！！！ (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月29日 8時
