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「手伝ってくれて有難うなぁ…」
「いえいえ。綺麗になって良かったです」
トントンさんにそう言われては軽く頭を下げる。
やっと終わった、と綺麗になった床に座り込むコネシマさんとシャオロンさんは、ナイス〜！と俺に親指を立ててきたので、こっちも親指を立て返した。
廊下は先程の惨状が、まるで何も無かったかのように綺麗になっていて。幹部さん達の有能さがわかる。いや少しだけとはいえ知ってたけどな？！少しだけとはいえ！
「すまんなぁ、アンタは巻き込まれた被害者なんに…。
…あ、俺はトントン。総統の右腕で、此処の書記長として働いとる幹部や」
「気にしないでください。手伝わせてって言ったのは俺なんで。
俺は本日をもってWrwr軍の新兵になりました、Aと申します」
「A…あぁ、Ｂブロックの子か。
これから会えるかはわからんけど……宜しゅうな、A君」
「はい！宜しくお願いします」
貴方も俺の事を知ってるのかよ。
…そう思いながら答えては敬礼を解く。
「んじゃお前らはよ書類提出せぇよ？
他二人はええとして、シャオロンはお前、明日提出のがあるやろ」
「…す、すまん……アレわからんかってん…。だ、誰か助けて…！」
「おッ前……しゃあないなぁ、助けたるやん！」
「俺は訓練あるからゾムに任せたわ」
「おう、任せとけ」
敬礼を解けばトントンさんは視線を逸らして三人を見る。
シャオロンさんが困ったように眉を下げては、
ゾムさんが頭を掻いて助け舟を出す。
コネシマさんはこの後、新兵以外の人達と訓練があるみたいで。
…普通の軍の幹部は堅くて、こんな友達みてぇな雰囲気は無いんだろうな。
Geo国の事を思い出しては俺は窓の外を見る。
……ジルの奴も、出来れば助けてやりてぇんだが。
敵国、だもんなぁ。
「…それじゃ、俺は失礼しますね」
「！おん、ほんまに有難うな！！」
「お疲れさん、部屋でゆっくり休んでな」
「もう行くん？またな〜」
「じゃーなぁ」
「…はい、また」
シャオロンさんが満面の笑みで此方に手を振れば、
他の三人も此方に振り向いてそれぞれ言葉を掛けてくれる。
俺はソレに最初に敬礼し、手を振り返して、
ポケットに入れていた地図を開いて廊下を歩く。
「(今日は大人しく帰るかな)」
.
( あ、でも動いたからお腹空いたわ。食堂行こ )
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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます！ (8月15日 12時) (
レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです！！また更新されることを願っています！ (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか！？！？！？一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう！！！！！ (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月29日 8時
