銀魂～トリップ少女達の日常～ (ページ23)

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鬼兵隊ページ23

――鬼兵隊の会議室――
　
　･･･そこでは、鬼兵隊総督高杉晋助と、その幹部である木島また子、河上万斎､武市変平太が、これから起こすテロについて話し合っていた。

万斎｢それでは、この手はずでいくでござるか･･･晋助｣
高杉｢ああ･･･
　少し外の空気を吸ってくらぁ｣

高杉は、そういい捨てると、すくっと立ち上がり、外へと向かった。

高杉｢この世界は腐りきってやがる･･･｣

ふと、ある路地裏から表通りを歩く人々を見て、そう呟いた。

その後、あてもなくさまよい、暫くして帰るか、ときびすを返した時だった。

高杉｢･･･ん？｣

高杉は橋の下に何かがあるのを見つけた。
なんだ？と階段を降り、近付くと･･･

高杉｢･･･人かァ？｣

顔は布で隠れていてよく見えないが、恐らく人だろう。

･･････その正体は真保だった。
トリップした際、一人だけここに落ちてしまい、橋の上から転落し、頭を強打して気絶したのだ。
･･･全くもって、ダサいの一言につきる。
まあ、死ななかっただけでもすごいのだが。

高杉は、人の形をした“それ”に興味を示し、独特のあの笑いをこぼしながら、肩にかついで､船へと帰っていった。