頑固な兄上 ページ1
『ねーえ、お願い！』
｢だーめ！！僕は絶対認めない！！｣
我が親愛なる兄上様。
彼がどうしても譲ってくれない。
話は30分ほど前にまで遡る。
先日、私亜風炉Aは親友である涼野風介から恋人とまだ結婚していないことを色々つつかれたのである
そこで彼氏の南雲晴矢と2分ほど話し合った結果、とりあえず同居から始めようという話になったわけである
しかし、これには大きな問題があった
しかも金魚のふんのようにしつこい問題が
そう、我が親愛なる兄上である
｢あんなチューリップとなんか同居させない！！｣
『( ´'ω'` )』
八方塞がりすぎてもうどうすればいいのか全く分からない状態です
しかし私にはまだ使っていない奥の手がある、それは…
『お兄ちゃん、お願い(ハート)』
｢ぐはぁっ！｣
そう、ぶりっ子である
初めてこれを使った時はダメ元だったのだが、兄貴は予想の遥か上を行くチョロさだった
『お願い、いいでしょー？』
｢勿論…！｣
ふっ、チョロイな
心の中で嘲笑しつつ感謝を述べる
チョロすぎて困っちゃうぜ
｢ただし！一つだけ条件がある！｣
なんだと…？
今まで条件なんてなかったというのに…
流石に同居ともなると話は別か…
微かに諦めて話を聞く
勿論顔はぶりっ子のままで
｢僕に無断でセッ(自主規制)しないこと｣
『汚い!!』
真顔で言うもんだから吹くところだったでしょうが！
『いちいち報告しなきゃいけないわけ？』
｢まさか……もう………？｣
『それについてはお答えしかねます』
こいつはプライバシーというものを知っているのでしょうか
いや、絶対に知らないな
ウィキで調べなさいよ、全くもう
｢………………わかった、いいよ｣
『だよねぇ、わかったまた日を改めて……え？なんて？？』
｢だからいいってば
同居｣
『まぁじぃでぇ!?』
なんてこったい…
目の前にいるのってほんとに兄貴？
実は兄貴の顔した知らない奴なんじゃない？？
｢止めても多分無駄だし………
いつかこうなるって、僕にはわかってたからね｣
こんな時でもそこはかとなくかっこつけた言い方……
流石です
それはさておき、
『…ありがとう』
.............................................
このシリーズらしからぬ真面目な1話(当社比)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風丸 苺@倉間典有 - #緑柱石#さん» うん本当に期待するよwww(基緑) アレ天楽しみだ…しかも始まる月が私の誕生月っていう…嬉しすぎる！ごめんなさいまたおかしくなりました… (2017年7月3日 23時) (
レス) id: 262bb030d7 (このIDを非表示/違反報告)
#緑柱石#(プロフ) - エナさん» ありがとうございます;; 頑張りますー！ (2017年7月3日 17時) (レス) id: 88526e31cf (このIDを非表示/違反報告)
#緑柱石#(プロフ) - 倉間典有@元.涼野裕有さん» もう基緑期待ですよね…(腐女子) (2017年7月3日 17時) (レス) id: 88526e31cf (このIDを非表示/違反報告)
エナ - ども！エナです♪とてもおもしろかったです！更新頑張ってください♪楽しみにしていますね☆ (2017年7月1日 12時) (レス) id: 3645634f98 (このIDを非表示/違反報告)
倉間典有@元.涼野裕有 - #緑柱石#さん» タツヤと一緒にいるリュウジ見たいな〜♪風丸さんってすぐ敵になるような…そんな気がするのは私だけでしょうか…?帝国ジャージの風丸さんも好きだけど←最後までイミフですね。すみません…私の深夜テンションの前兆ですwww (2017年6月27日 21時) (レス) id: 262bb030d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
