いい加減自称紙の妹やめてくれ【イナイレ】 (ページ16)

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フェイとヒロトは同類なんです(確信) ページ16

『出たよー』

フェイが静かになった頃、丁度Aが出てきた

…一言言わせてくれ

｢お前髪びっしょびしょ!!!｣

そりゃあもう驚くほどに

髪拭いたのか?いや拭いてねーだろこれ

｢それなのに色気がない不思議｣

後ろでボヤいていたうさぎを無言で蹴っておく

｢いっ!?｣なんて悲鳴は俺には聞こえなかった!

『?フェイなんか言った??大きい声でお願いします』

あ、聞こえてなかったのか

つくづく運のいいやつだ
いや、耳が悪いだけかもしれないけど

｢え、えと｣

フェイはなかなか言わず口ごもっている

俺が睨みつけてるから、かな☆

｢腹減ったんだとよ
人参でも食わしとけばなんとかなるんじゃね?｣

『ほほお……冷蔵庫にあるかしら』

Aは台所へ向かって歩いていった

Aの姿が消えた瞬間、南雲はフェイに毒づき始める

｢聞こえるだろーが!!そういうのは心のうちに留めておくんだよ!!!｣

もちろん小声である

｢え、だってほら僕正直だからさ｣

…本気でハッ倒したい、こいつ

・──・

｢うわあ、2人とも筋肉すごいねー｣

｢｢…｣｣

流石の涼野もフェイに冷たい目線を送っている

脱衣場です

フェイは根っからの変態なのか、はたまたヒロトのような奴なのか

｢貴様……キモイな｣

｢ええっ!?さっきは同調してくれたのに!!｣

｢あれは95%ノリだ｣

残りの5%はなんなんだ

｢そ、そんな……｣

｢お前もしかしてヒロトと同類?｣

｢え、誰??｣

｢男も女もOKの変態｣

｢違うよ!!僕は正直なだけだから!!!変態じゃないし!!!｣

｢それは否定できないと思うんだが…｣

｢涼野もそう思うよな｣

｢ああ｣

フェイは｢ショック!!｣という顔をして、風呂に入って行った

｢言い返さないんだな｣

｢そこにはツッコんでやるな……｣

風呂場のドアを開けて踏み込んだ途端、

ツルッ

｢｢ええっ!!?｣｣

｢やーい!!引っかかってやーんの!!!｣

くすくすと笑うフェイ

足元を見てみれば、石鹸

｢お前何歳だよ…｣

｢僕?ピッチピチの12歳だよ☆｣

｢堂々と嘘つくんじゃねえ!!!｣