転生繰り返したら、何かトリップして、容姿ロリになった件【文豪ストレイドッグス】

27話【応援団より効きそうな応援】 ページ30

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轟々と燃える船。数刻もせずに燃え散り、沈没するのは目に見えて居る。そんな危険な船の上では、熾烈な闘いが繰り広げられていた




食らう白虎



吼える黒龍




肉を裂く音や、打つかる音。そんな音が広がる中、1人の少女は、俯き、気絶していた


コツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ



近づく足音。長靴だろうか？足音が、周りの騒音関係なしに響く


コツ



そして止まる。俯く少女は、その足音で目を覚ましたのか、ぼんやりとする意識の中顔を上げる
自身の前にいたのは、栗色に似た淡い長髪に、青い瞳、軍服に似た服を着る少女がいた



「ねェ、何時迄寝てるの？」


「………」


「助けたいんでしょ、寝てたらどうしようもないよ？」


「………」


「貴女は、コレを乗り越えなきゃ！光に行くんでしょ？闇から抜けるんでしょ？なら、抗ってよ」


「…っ、ぁ」


「そうそう！その調子！頑張れ！憧れた世界があるんだから、願った世界が側にいるんだから、助けたい人がいるんだから！」




ほら、頑張ってよ。そんな何処か厳しくて、優しい声が少女の頭に響く。意識を取り戻し始める。ぼんやりとしていた意識が、確実に早く目覚め始める



「貴女は、誰？」


「僕？僕の名前はねぇ________









________________乱藤四郎だよ」

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