【HQ】白鳥沢から追い出された俺の幼馴染は青城のマネ

朝霞ちゃん、まさかの奇跡で初回試験合格★えええ ページ14

『ごめんね、白雪ちゃん！もう一回徹のとこ行かないといけないからさ。待っててね！』




「はい！」




『絶対入部してね…』




「もちろんです！」




『ありがとっ！』




「っ！！」




この子置いていきたくないけど、朝霞がぁ…




『…徹』




「ん？」




『今、一人クリアしてないよね？』




「あ、一人だけいるよ☆」




『それって桃髪？紫の瞳？』




「そうだけど」




『…朝霞菫…』




「ぇえ？！」




『っつーことだから様子見といてよね。私はあやめお姉様から情報をもらってくる』




「わかったけど。だれ？」




『あやめお姉様はうちのファンクラブの会長さん』




「二口あやめのこと？」




『そう。伊達工の堅治のお姉様』




「なんか俺…その子から嫌われてるんだけど」




なんでかわかんないけど、あやめさん




徹のこと毛嫌いしてるんだよね〜




あらかた徹と堅治が似てるからなんだとおもうけど




『徹、うざいからじゃね？』




「扱いがひどい！！」




『ま、堅治と徹が似てるのもある気がするんだけど…』




「似てないからね？！」




『え、似てるでしょ。ね、まっつん』




「そっくり」




ぎらっぎらしてたまっつんに同意を求めたら




同意してくれた。




あ、堅治のことわかるのね




「まっつんまで！！」




うるさいぞ




朝霞、睨むな




目立つぞ！




『朝霞の視線が痛いのでとっととあやめお姉様のとこに行くわ』




「うわ、怖っ」




「女の子怖い」




『そのまま女性恐怖症になりなさい』




「それな」




「やっぱ酷い！」




徹ほっといてギャラリーのところへ走った。




ま、すぐ着くけど




『あやめお姉様〜』




「Aちゃん！どうしたの？」




『北一出身のお姉様なら朝霞菫のこと知ってるかなって』




え、徹ファンクラブからにらまれたんだけど




私、地雷踏んだ？！




「朝霞…ねぇ…思い出したくもないんだけどね…」





『もしかしてあやめお姉様、北一サッカー部のマネージャー…？』




「えぇ。頑張ってたほとんどのマネージャーを退部させちゃったから…私も含めて」




『そっか…くにみんの言ってたことは本当だったんだね…』




「だから、あの子をバレー部に入れないで」




『わかった。私も頑張ってみる』




「ありがとう」




あやめお姉様と話し終わるのと同時に




及川ファンを含め、ギャラリーの子たちが声を上げた。

女の子たちに嘆願なんてされてら断れないよね☆→←マネージャー大丈夫なのか！！

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