【銀魂】空から女の子が降ってきました。８

第三百二十三訓 ページ34

えー、と総悟を見つめていると、病室の扉が開いた。







瞬間。







ドゴォォォォォッッッ、






『ぐぇるふぁを！！！！』






何かが抱き付いてきた。何か…いや、人？？






猿飛「Aさんの香りがしたから来てみたら…！！やっぱり起きてたのねAさん！！！ごめんなさい私が銀さんに会いに行っていたばかりに直ぐ駆け付けられなくて…でも私Aさんも好きだから！！！」






はい、皆さん大好きさっちゃんでしたー。
てか待って香りって何？犬なの？いやそれより直ぐ抱きついてくるの辞めよう？？






『…うーん、さっちゃん？？腰触るの辞めようか？』






あとさっきから腰なぞってくるんだよな変態だなホントに。








＿＿＿＿＿＿バン！！！！








え？






有「羨ましい！！！腰って【ピーー】する所じゃないですか！！離れろドM眼鏡！！！」






何か有君きたんだけど。






神楽「Aやっと目ェ覚ましたアルか！？また勝手に一人で行って…罰として酢昆布三箱奢らないと許さないアル！」



新八「神楽ちゃん！？確かに心配だったけどAさん病人だからね！？」



銀時「うるせーんだよお前ら！静かにしろや！！病院だぞ此処はァ！！！」



キャサリン「テメーモナ！！黙レヨアホノ坂田！！」



お登勢「お前こそ静かにしろ！！！」



たま「お登勢様もです。皆様静かになさって下さい」



近藤「万事屋！傷が悪化したらどうするんだ、私欲のままに動くんじゃない！！ところでお妙さんは居ないのか新八君！！」



新八「一番欲に従順なのアンタでしょうが！！！人の事とやかく言えた義理ですか！！！」






と、思ったら沢山の人が来てあっという間に病室が煩くなった。ワーワーと騒ぐ皆を見て、私は不意に母さんの言葉を思い出す。









.










“A”



“なーに？お母さん！”



“Aは将来、たくさん大切な人を作るのよ”



“大切なひと？”



“そう。その人達といると心から笑えるの"



"……よく、わかんないや"



"ふふ、ちょっと難しかったかな？けど……いつか、Aも出会えるわ”






(ああ……母さん、やっと出会えました…大切な人達に…っ)









.










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そして拝啓、過去の私へ。














＿＿＿＿＿＿＿＿私は今、とても幸せです。













ーーー





朝霧ノ華篇＿＿＿＿完

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