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学校では、二か月後先の文化祭へと向けた話し合いがなされていた。
学級委員長「あとは〜衣装係だけなんだけども。誰かしない？」
全員「しない♪」
学級委員長「ガァーン」
全員からの即答に打ちのめされた学級委員長をスルーするクラスメイトたち。酷いにもほどがある。
桜哉「白鴉はー？アイツ実質独り暮らしで、家事全般得意よ？」
虎雪「でも白鴉、、もう料理長に決まったよ？今試作中」
桜哉「えー？でもー」
ガラッ！
白鴉「ねえ！まだ話し合いしてるのか！？私今日は早く帰りたいって言ってるだろう！……はい、試作できたから食べて」
桜哉「白鴉ー、落差ひどいよー」
扉を足で豪快に開けて出てきたのは、両手と頭にクッキーの入ったカゴをのせた白鴉だった。
白鴉「うっさい、桜哉。…………パフェとかは後々考えるとして、まずは一番安くで売れるクッキーの試作から。味は王道のバター、チョコ、ストロベリー。あとはそれぞれで工夫したりとかしたら良いかもな。アイシングとか」
桜哉「うーん。何故こんなにもうまいのか」
虎雪「ただのバタークッキーのはずなのにすごくおいしー」
恐らく、白鴉の話など聞いていないであろうクラスメイトたちを白鴉は諦めの目で見ると黒板といまだに打ちのめされている学級委員長に目を向けた。
白鴉「で？後は何が決まってないって？衣装係？」
学級委員長「そうなんだよー。誰もしないって言うんだ！」
白鴉「ああ、大丈夫。私のクッキー食ったくせに働かないとかあり得ないから。キリキリ働いてもらう」
白鴉のその言葉に、今の今まで美味しいクッキーを食べていたクラスメイトたちは悪寒に身体を震わせた。有言実行が売りの頼もしい紅翼白鴉は、やると言ったらやる。何がなんでもするだろう。
白鴉「あー、でも私今日は早く帰りたいから〜。長は私で良いかな。その代わり、みんな休みないから」
全員「えぇー！？」
白鴉「え？何？(黒笑)」
白鴉の言葉に異議を唱えるクラスメイトたちは白鴉の黒い笑顔に何もないと首をぶんぶんと振った。その日は、それでお開きとなった。衣装係を白鴉に押し付けたことを若干後悔しながら。
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白鴉(プロフ) - 人形師さん» わぁぁぁ！！ありがとうございます〜！！まさか応援していただけるとは........！頑張ります！！ (2020年5月9日 16時) (
レス) id: c5df3e7aad (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2020年5月9日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
白鴉(プロフ) - かなとさん» すみません、外すの忘れてました！ご報告、ありがとうございます！ (2019年8月25日 15時) (レス) id: cf89f9d442 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年8月25日 13時) (レス) id: e146c25ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雷 | 作成日時：2019年8月25日 13時
