第参拾壱話〜戻せ、戻せ。 ページ36
「夏〜!夏〜!」
神楽の叫び声があたりに響く。
「おかしい、さっきまで天人がうじゃうじゃいたのに、いっせいに身をひいている。なっちゃんに何があった?」
「あぁ、お前のいうとうりだ。」
「銀さん!あの部屋で最後です!」
坂田がバンッと扉を蹴ると、長く階段がある部屋だった。階段の先には、どこかの王様が座ってそうな椅子に夏が座っていた。
「夏!」
夏はどこか虚ろな目で顔をあげた。
「夏!美夜はどこいったある?」
一同が階段を登ろうとしたとき、まわりから煙がでた。
すぐにそれは部屋をおおいつくし、一同、視界がクラクラしていく。
「緊急パスコード、20657美夜。忘却睡眠ガスをまんえい、一同が倒れるまであと、三十秒。」
「な、、つ。」
一同は深い眠りへとついた。
「よくやったな。」
部下をつれた朧がものかげから出てきた。
「真選組も皆今は寝ている。あとは、私たちが片付けておくから、お前は先に真選組に戻りなさい。」
「はい、朧様。」
夏はそれ以上なにも言わずにその場を去った。
「哀れだ。」
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九条千尋(作者) - ありがとうございます♪ (2016年8月13日 23時) (レス) id: b16442feb4 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - とてもおもしろっかたです (2016年8月6日 15時) (レス) id: 9903be7bbe (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋 - 固定ですが、固定でも名前は変えられます!小説説明欄にある、大中小の隣にあるマークを押して下さい!後は説明どうりすれば名前を設定できます。 (2016年3月1日 17時) (レス) id: bb9da017ea (このIDを非表示/違反報告)
カントリーロード - 名前は固定ですかね? (2016年2月29日 11時) (レス) id: e8737af675 (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋(作者) - あ、ありがとうございます!原作のように思って読んでくれたなんて!本当にありがとうございます! (2015年12月2日 22時) (レス) id: 8e776f80d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九条千尋 | 作成日時:2015年11月3日 23時