第弐話〜僕が入隊したときのお話 後編 ページ4
「なめてんのか?」
「さぁ僕馬鹿だからそういうのわからないんだ。」
「上等だコラ。なら一番隊全員と相手してもらおうか。総悟、出来るか?」
「もちろんでさァ。この女の鼻へし折ってやります。」
「分かりました。一番隊ですね。いや〜嬉しいな♪じゃあここじゃなくってどこか広い空き地でやりましょう。あっ私旅装束脱いできます。」
そう言って少女は部屋に向かって走っていった。
数分後空き地
空き地には一番隊と、副長、局長、松平公、そして・・・旅装束から着替え、真選組の制服を着た、西田がいた。
「ルールは相手を倒したほうが勝ちだ。あと、本物の刀を使ってもらう。相手を斬るのはいいが、殺すなよ。」
「分かりました」
「わかったでさァ」
「両者・・・始め!」
土方さんの合図で勝負が始まった。まず一番隊が西田を取り囲む。が、次の瞬間真ん中にいたはずの西田が消えた。するとそれを合図に隊員達は倒れた。残りは沖田と西田だけ。
「一番隊弱い?そんなはずないよね♪たまたま調子が出なかったのかなぁ?」
「てめぇよくも俺の隊を馬鹿にしてくれたなぁ。母ちゃんに習わなかったか?人は馬鹿にしちゃダメですよって。」
「てへ怒らせちゃった♪瞳孔開いてるよ?でもいいんだ。だって、君強いんでしょ?だから――――僕を――――楽しませてくれるんだよね―――」
沖田は驚いた。そこにはすごく冷たい人殺しの目をした少女がいた。明らかに自分より強いと、沖田は思った。
「化け物だ。」
数分後
数分後怪我をした沖田を手当てする山崎の姿があった。勝負は西田が勝ったのである。
〜沖田said〜
我にかえった西田は慌ててた。どうやら西田は怒ると我を忘れて、相手が死んでても相手に襲ってしまうらしい。とっつぁんは黙って帰ってしまった。
「ざき〜まだか?」
「すみません。少し傷が深くって。」
「これは縫ったほうが速いです。私縫いますよ?」
いつの間にか西田がいた。
俺は少し顔を青くした。実は傷を縫われるのは非常に嫌いだ。
「だ、大丈夫でさァ縫わなくっても!まずお前縫えるのか?医者でもないのに!」
「安心してください。医者の免許持ってますから。」
「う、嘘だろ?」
「て、ことで大人しくしてください!(にっこり)」
この日俺は新入りに弱みを握られた。
第参話〜世間の僕に対しての反応プロローグ→←第壱話〜僕が入隊したときのお話 前編
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九条千尋(作者) - ありがとうございます♪ (2016年8月13日 23時) (レス) id: b16442feb4 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - とてもおもしろっかたです (2016年8月6日 15時) (レス) id: 9903be7bbe (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋 - 固定ですが、固定でも名前は変えられます!小説説明欄にある、大中小の隣にあるマークを押して下さい!後は説明どうりすれば名前を設定できます。 (2016年3月1日 17時) (レス) id: bb9da017ea (このIDを非表示/違反報告)
カントリーロード - 名前は固定ですかね? (2016年2月29日 11時) (レス) id: e8737af675 (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋(作者) - あ、ありがとうございます!原作のように思って読んでくれたなんて!本当にありがとうございます! (2015年12月2日 22時) (レス) id: 8e776f80d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九条千尋 | 作成日時:2015年11月3日 23時