第弐拾壱話〜家族の行方 ページ25
妻の死後、彼はその星で仲良くなった友人、海坊主の妻に子供を預けながら仕事と育児を続けました。
子供たちはすくすくと育ちました。友達もいます。
その中の友達の1人、連は大人しい性格でしたが、聡明な男の子でした。
連は女の子に恋をしました。でも、女の子は、自分ではなく、別の男の子が好きだったのです。
でも、連は信じませんでした。本当は彼女は自分が好きで、男の子が好きなのは演技だと思っていたのです。
そう思うことで、連は男の子にたいしての嫉妬を消していました。
数年後、彼女なにも告げずに消えました。連は必死に探しましたが、見つかるわけありません。彼女は地球にいったのですから。
理由は彼女の父親が春雨にとうとう見つかってしまい、さらに病気になってしまったからです。
彼は吉原へ行き、吉原の主に娘達を預けると、彼は安心したのか、娘達の前で倒れました。彼はかえらぬ人となりました。
娘たちは吉原で暮らすことになりました。娘たちの親代わりとなった主は死ぬ前に娘たちに全てを話しました。
まずは両親について、そして今私たちにせまっている危機について。
それは、なんと連が春雨に入って私を探していることと、幕府が私たちを見つけて、手元で見張るために真選組にいれようとしていることを。
そして、私たちは真選組に入りました。でも、驚くことにその街には昔の知り合いがいました。そう、神楽、あなたよ。
私たちにとってそれは大きな誤算だった。だって、いるとは思わなかったんだもの。
だから、記憶を消さしてもらったの。私たちの知り合いてバレたら、間違いなく幕府はあなたを消しにくるから。
「これが、入隊したときに話さなかったここに入隊した理由よ。で、さっき雨の中で話していた内容は、『連にあなた達が地球にいることがバレた。他の星に逃げようとも、ターミナルには春雨の密偵が目を光らせているから無理だ。』と、いう伝言を幕府の役人から聞いていたのよ。」
「え、じゃあ、あいつはもうすぐここに!?」
「もうすぐ迎えが来るわ。しかも、多分気味の母と同じシナリオだよ。とか言って、私と無理矢理結婚するでしょうね。」
「なんでそこまで知ってるんだ?」
今まで口を開かなかった坂田が聞いた。
「春雨に私の密偵がいるんですよ。多分、もう殺されてしまったと思いますが。」
しばらく口を開く者はいなかった。
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九条千尋(作者) - ありがとうございます♪ (2016年8月13日 23時) (レス) id: b16442feb4 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - とてもおもしろっかたです (2016年8月6日 15時) (レス) id: 9903be7bbe (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋 - 固定ですが、固定でも名前は変えられます!小説説明欄にある、大中小の隣にあるマークを押して下さい!後は説明どうりすれば名前を設定できます。 (2016年3月1日 17時) (レス) id: bb9da017ea (このIDを非表示/違反報告)
カントリーロード - 名前は固定ですかね? (2016年2月29日 11時) (レス) id: e8737af675 (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋(作者) - あ、ありがとうございます!原作のように思って読んでくれたなんて!本当にありがとうございます! (2015年12月2日 22時) (レス) id: 8e776f80d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九条千尋 | 作成日時:2015年11月3日 23時