第弐拾話〜綺麗な人 ページ23
昔、吉原に非常に美しい女性がいました。和歌をうたっても、楽器を弾いても、料理をしても、誰にも負けない非常に教養がいい人でした。その名は蓮夏(れんか)。
そんな彼女が人気にならないはずはありません。
でも、ある年から彼女は客をとらずに、部屋に閉じ込もるようになりました。
理由は体調不良でした。彼女は病弱だったのです。
吉原の主は彼女を地上にだし、病院に極秘入院させました。
そんなある日、彼女のもとに幕府の偉い人が来ました。男は、こう言いました。
『あなたは、先代の将軍の隠し子です。どうか城にお戻り下さい。』
彼女は驚くばかりです。自分が姫?
彼女はその日、病院から逃げました。吉原の主に真実を聞くために。
でも、彼女は捕まってしまいました。彼女をつかまえたのは春雨です。彼女は宇宙へ連れ去られました。いわゆる人質として。
聞けば、彼女を人質にしたのは、幕府でした。
あぁ、やっぱり私は将軍家の一族の1人なのね。彼女はしだいに口をひらかなくなりました。
そんな彼女のもとに、ある男が来ました。
男は華宮(かみや)と、名乗りました。男は聞きました。『なぜお前はそんなに悲しそうなのか?人質になったからか?自分が死ぬのが怖いからか?』
『いいえ、母が私を吉原にあずけた理由がわかったからです。』
女はクスクス笑いながら答えました。
男は理解できませんでした。理由がわかったから悲しい?なぜ?男はそう思いました。
男は彼女に興味をもちました。それから、男は毎日彼女のもとを訪ねました。
そして、ある日華宮は彼女を連れて春雨から逃げました。
春雨は慌てて捜索しましたが、2人を探しあてることはできませんでした。
なぜ、華宮は彼女をつれだしたのか?いわなくっても、あなた達ならわかるでしょう?
2人は新しい星で新しい生活をはじめました。
二人の間には子供ができ、孤児で拾った女の子も家族になりました。
でも、幸せは長く続きませんでした。彼女が病気になったんです。数ヶ月後、妻は幼い少女2人と、夫を残してこの世を去りました。
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九条千尋(作者) - ありがとうございます♪ (2016年8月13日 23時) (レス) id: b16442feb4 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - とてもおもしろっかたです (2016年8月6日 15時) (レス) id: 9903be7bbe (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋 - 固定ですが、固定でも名前は変えられます!小説説明欄にある、大中小の隣にあるマークを押して下さい!後は説明どうりすれば名前を設定できます。 (2016年3月1日 17時) (レス) id: bb9da017ea (このIDを非表示/違反報告)
カントリーロード - 名前は固定ですかね? (2016年2月29日 11時) (レス) id: e8737af675 (このIDを非表示/違反報告)
九条千尋(作者) - あ、ありがとうございます!原作のように思って読んでくれたなんて!本当にありがとうございます! (2015年12月2日 22時) (レス) id: 8e776f80d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九条千尋 | 作成日時:2015年11月3日 23時