知識０が呪いのいる世界へ来た件 【呪術廻戦】

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呪いを祓うため、廃ビルに入ってから数分後、

私は一人でどこかの階にいた。
　
　
『………改めて一人になるとこえぇな…』
　
虎杖、野薔薇、私の三人でビルの中に入ったが、今は野薔薇の提案で3人バラバラに行動している。
というか、私は先ほどまで野薔薇とともにいたのだが、何時の間に見失ってしまったのである


水破をぎゅっと握りしめ、私は慎重に一部屋ずつ見ていく

と、次の部屋に入りかけようとした時、がさがさと何かが動くような音が聞こえてきた。


『っ』


息を飲み、壁際に隠れその部屋の様子を覗き込む。
そこはかつて事務所だったのか、デスクや埃が被ったパソコンなどが散乱している。

その部屋の奥には、何やら動く影が一つ。

人か、と一瞬疑ったがすぐにそれが違う異形だと、呪いだと脳が即座に判断した。


「ぅ……ぅでで、う、ぅ」


何か他のものに夢中になり、私に背を向けている呪いに向かって水破を向ける。



『……はぁっ、はぁ……』


呼吸をゆっくりと整え、狙いを定める。

……大体、呪いはどこを撃てば死ぬんだ？心臓？頭？
人間のように弱点があるのか？こんな拳銃で、殺せるのか？

それに、もし外れてしまったら銃声でこちらに気付いて、私は、


だめだ、そんなことばかり考えるな！

頭から不安を掃うように横に振り、もう一度呪霊を見やる。


『あ』


今まで背を向けていた呪霊は、私に気付きぎょろりと大きな瞳でこちらを見て、



「うで、うでぇぇぇぇぇっ！！！」



大きな奇声をあげ、私に向かって襲い掛かった




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水破

呪具の一つ。
真依の持つ拳銃と違い、リボルバーではなくオートマチックの拳銃です。

最大15発。

真希が所有するものではありません

作者は全く拳銃の知識がないので、いろいろそれ大丈夫？と思われる部分もあるかと思いますが、そこら辺はあしからず…。

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