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Aside
『はぁぁぁっ！！』
セントラルドグマ最深部での戦闘。
とても広いとは言えないその空間に、5機のエヴァが火花を散らす。
計画の主となる13号機は弐号機に任せ、私はMark.09と戦闘していた。
『ちっ、ちょこまかと…！』
だがこのMark.09、不思議とそこまで攻撃に転じてくる様子がない。
あくまで私達の足止めだけしているように見える。
…何か待ってるってわけ？
『……ねぇ、Mark.09のパイロット！』
私はMark.09に乗るアヤナミレイ(仮称)に話しかける。
『このままじゃ、アダムスの器になっちゃうよ。だから、早くそこから逃げたほうがいい』
アダムスの器。
かつて、セカンドインパクトを引き起こしたといわれている、4体のアダム。
それをベースに創られたエヴァMark.09からMark.12。
彼女たちはそのコアとなる者。物。
……どう足掻いても、彼女たちは生き抜くことができない。
彼女たちは、ただの道具として生まれてきたのだから、
【ダメ、それは命令じゃない】
…まあ、そういわれると思ったけどさ。
『自分の命と命令、どっちが大事なの？』
【私の代わりはいくらでもいるもの。私の命の価値なんて、無いに等しい】
まるで、初めて会った時のレイのようだ。
感情がなく、己をただの道具としてしか考えていない彼女。
『……そんなこと、言わないでよ』
――私の代わりはいくらでもいるもの。
かつての彼女も、そういっていた。
『私の友達だったレイも、貴女も…一人の立派な人間じゃない』
…あぁ、結局。
こんな悲しい選択になったのも結局、全部、全部、
私は大剣を強い力で握り直す。
『あの男の、せいじゃないか…！！』
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＊ ふぅ夜 ＊(プロフ) - 思わず一気読みしてしまいました。主人公の心情やカヲルくんとの絡みに内心ドキドキしていますが、これからどうなるのか楽しみにしています！ (2023年3月14日 14時) (
レス) id: 57777bfa3c (このIDを非表示/違反報告)
たったかたー。 - 好きです!!更新がんばってください!! (2022年2月11日 13時) (レス) @page22 id: 6472def61e (このIDを非表示/違反報告)
如月真(プロフ) - おわぁぁぁ！！面白いですぅぅぅ！！ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 57a41376e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2021年7月11日 18時
