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「……ぷっ」
『？』
「あっはははは！」
暫くの無言の後、カヲルくんは本編でも見たことが無い程の大笑いをする。
レアカヲルくんですね。写真撮りたい。
「ふ…ふふっ、そっか、そうなんだね。僕にそっくりの人、ふはっ…」
すいませんカヲル君、今のところで笑う要素ありました？
それは、もう変な人間として見られると思っていたのに…いや、笑われている時点で変と思われていだろうけど。
めちゃくちゃ笑ったカヲル君は、一つ深呼吸をして息を整える。
「はぁ…君、面白いこというね。うん、気に入ったよ」
『はぁ…』
カヲル君とはまた違う、困惑の声が口から漏れる
彼は、原作を見ていた時からやはりに私達とはどこかずれている、というかいわゆる不思議ちゃんみたいなところもある
けどそこも含めてかっこいいし可愛い。反則だね。
その時、ポケットにしまっていた携帯が震え、電話が来たことを知らせる
ディスプレイには自宅、と書かれていた
『もしもし？』
【あ、A！】
電話の相手は、シンジだった
【遅いから電話したんだけど…もしかして、何かあった？】
『あ…ううん、ちょっと宿題探すのに時間かかっちゃってさ、今から学校出るよ！』
【今からって…大丈夫？迎えに行こうか。式波も心配してるし】
その時、向こうからだぁれが心配なんてするもんですか！！と元気な声が聞こえた
『大丈夫だって、シンジは心配性だなぁ〜。走れば15分くらいでつくし！ちゃちゃっと帰るから、シンジとあっちゃんは家で待ってて！』
【気をつけてね。事故には気をつけること、後知らない人にはついてかないこと！】
『子供じゃないんだから！じゃあ！』
怒涛の電話を切り、一つため息をつく。
カヲル君の方を振り返ると、彼は何とも読み取れない表情で私を見ていた
「楽しそうだね」
『今の？』
「うん、とっても」
楽しい…のかな？
でも、大切な家族やアスカたちに囲まれて暮らすのはとても好きだ
飽きないし、なにより誰かと一緒にいるってのは幸せを感じる
「……そろそろ僕も行かないと。じゃあね、Aさん」
『あ、うん。こんな時間まで付き合ってくれてありがとう！』
そして、カヲル君は私とは逆の道を歩いていく。
最後の方に、何かつぶやいた気がしたけれど多分気のせいだろう
「またね、空木Aさん」
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榛の花 - 続きよろしくお願いします (2020年8月4日 17時) (
レス) id: e7e1fd01f8 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - マイさん» かんっぜんに間違えましたね！マイさんご指摘ありがとうございます！！！ (2020年7月19日 10時) (レス) id: fcc3212c03 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 103と105同じ内容じゃないですか？わざとだったらすみません！ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 295d0246ce (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - Elfaさん» ありがとうございます！！！亀更新ですが頑張ります！！！！！ (2020年7月14日 12時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
Elfa - とても面白いです！再度エヴァンゲリオンにハマりました(*^^*)がんばってください！ (2020年7月13日 20時) (レス) id: 3067d420d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月28日 19時
