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興奮が冷めきらない中、完全下校を知らせる4時30分のチャイムが鳴る。
夏なので、外は結構明るいが思った以上に長居してしまったらしい
「そろそろ日も暮れるし、帰らないとね。これ以上遅くなると一人で帰るのは危険だ」
『そこまでか弱くはないけど…そうだね、お腹も空いたし！』
本音を言えばもっと一緒にいて、色々喋りたいけど…これ以上一緒にいると私の心臓が持たないので素直に従う
二人で校門に行くまで、推しのことは知りたいという興味でカヲル君について色々と聞く。
どこに住んでるの、とかどこの学校に通ってるのとか
でも、その答えは全て秘密。だった
深く突っ込んでも、言えないってのは分かりきっているので私もそれ以上は聞かなかったけど
推しに会えて、これだけ喋れてピアノも聞けて。本当に明日は雪が降るんじゃないかなぁと能天気に考える
｢出来れば送りたいけど、この後どうしても外せない用事があるんだ、ごめんね｣
『いやいやいや、カヲル君に会えただけでも嬉しいしピアノも聞けて私はもうほんっと幸せです！』
本当、この世界に来なかったらこんなことできないし、ありがとう神様。
「それだとまるで、僕のことを会う前から知ってたみたいだね」
『そりゃもう、推しですか……ら』
「音楽室であった時も僕の名前、知ってたし。どうして？」
……やっば。
上がりきったテンションが、一気に落ちていくのを感じる
確かに、初っ端で名前を言ってるしさっきの言葉も初対面の相手にはおかしなセリフだ。
『えと…そ、それは…』
こういう時は落ち着け、落ち着くんだ……でも、どうやって言い訳する？
だって、カヲル君はこの学校の生徒でも何でもないし、トリップしてたから知ってます！なんて言ったらただの頭おかしいやつじゃん！
「Aさん、君は…」
『……っ、そ、そう！私の知り合いに同姓同名、容姿もカヲルくんと似てる人がいるんだ！
そう！だから、思わずその人の名前呼んじゃって…あっはは、本当に同じ名前とは思わなかったけど！！！』
私も思う。
どんな苦し紛れの言葉だよって。こんなイケメン世界に2人もいるかっての。
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榛の花 - 続きよろしくお願いします (2020年8月4日 17時) (
レス) id: e7e1fd01f8 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - マイさん» かんっぜんに間違えましたね！マイさんご指摘ありがとうございます！！！ (2020年7月19日 10時) (レス) id: fcc3212c03 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 103と105同じ内容じゃないですか？わざとだったらすみません！ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 295d0246ce (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - Elfaさん» ありがとうございます！！！亀更新ですが頑張ります！！！！！ (2020年7月14日 12時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
Elfa - とても面白いです！再度エヴァンゲリオンにハマりました(*^^*)がんばってください！ (2020年7月13日 20時) (レス) id: 3067d420d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月28日 19時
