Only One

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Aside









「どうしたのそれー、治してあげるからおいで笑」









寝癖で有名な長谷川慎くん、今日も爆発


眠たそうに私の前に座るまこっちゃん









慎「そいえば、髪は、」



「抜けないよ、抜けやすいだけ」



「でもねー、円形脱毛症みたいなねー、あるみたい笑」









慎「樹さんは、」



「別れないってさ笑」



「変だよねぇ」



慎「変じゃない」



慎「そんなにあの人がストレスなら言いなよ」



「ストレスなわけじゃないよ、だらしないのは昂秀とあんまり変わらなくらいだし笑」









……ルカちゃんに言われなかったら病院にすら行かなかっただろうし


なんなんだろうなぁ









「私はなんでメソメソしてるの？」



慎「俺に聞かないでよ」



「もう1個ついでにいい？」



慎「うん」



「別れてとか言っといてアレなんだけどさ」



「ルカちゃんと仲良い」



慎「………。」



「いっちゃんが」



「ペアだからしょうがないけど」



「………ニヤニヤしないでよ」



慎「急に女子出すから」



「いつも女子だよ！」









龍「ねぇまだ占領するのー？時間ないから早く変わって」




「あ、ごめんね龍」




慎「この人がベラベラ喋ってさ」









頭がパンクしそうな今日この頃









「えっと、今日は収録からの……」



　


ルカ「Aさん？今日夜ご飯いきません？」






「いいよー笑」









からのご飯ね、よし、覚えた



と思ってやっとみんなより遅れて家を出た時









『飾りだと思って付き合ってるわけじゃないんだけど』









誰と何を話したのか、まこっちゃんかなぁ
でもさ、今送ってこられてもさ、きまづいじゃん









「りくさん」




RIKU「んー？」




「私のメガネ知りません？」




RIKU「メガネ？」




「メガネ、手に持ってたのに」




RIKU「ははっ笑」




「？」




RIKU「ここにかかってるよ笑」









リクさんが指すのは胸元









「わ、ほんとだ笑」




RIKU「相変わらずだね、可愛いーっ」









今まで気にしてこなかったことも

今となっては思い当たることばっかり

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