鎖と赤【おそ松】 2

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帰り道にて。

二人に挟まれ歩いている。
私はずっと契約の意味を考えていた。


一「…ねえ。他になんか言われたりした？」

『…えっ？』


さっきから黙っている私に気を利かせてくれたのだろう。


『言われたけど、言われてないかな？』


結局正体わからないし。
デカパン言ってくれなかったし。


一「…えっ？どういうこと…？」

『…ふふ！ヒント貰ったの。私についての』

十「ヒントっすか？！」


ヒントって言っても、解けないんだけど…。
まだ、知るには早いかな？
これからもデカパンに会うし、大丈夫。

私達は、足を止めずに話しながら家へ帰った。

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家に着き、中に入り「ただいま」というとおそ松がひょこっと襖から顔を出した。


お「おかえり〜！俺置いてどこ行ってたの？？？」

『…んー？お散歩〜！』


おそ松が疑うような目で見つめ、頰を膨らませた。
私は少し笑みがこぼれたが、隠すように下を向き靴を脱いだ。

おそ松を見ると安心する。


一「あー…ケッ」


会話を聞いて呆れてるのか…？
一松は靴を脱がずに立っていた。
すると、Uターンして玄関の戸を開けようとした。


『？い、一松！また外行くの？』

十「…一松兄さん！僕も一緒に行く！！」

一「…猫」


あー猫か。
そういえば、まだ猫に会ってなかったっけ？

朝にいた猫可愛かったな〜…。


『…おそ松〜。そういえば、みんなは？』


床にゴローンと寝てるおそ松に聞く。
私はおそ松の隣に座った。


お「…えー。チョロ松はハロワで…カラ松はいつもの…トド松は知らねww」

『そう…』


トド松はバイトかな？
朝早くから、バレないように行ったんだろうな。


お「ねえ？A？」

『何？』

お「急に幽霊みたいに消えないよね？」


マジな顔で言うから驚いて驚いて…。
本当にいつか消えちゃうのかって思ったら、ゾッとした。


お「嘘嘘…本当は今日、いなくて消えたのかなってビビっちゃってさぁ〜…。」

『…もう！消えたりしないよ〜！考えすぎ！』

お「消えたら、俺死んじゃうよ？」


お互い青ざめて、笑って誤魔化している。
おそ松も自分で言って恐ろしくなってるし。


『…私はおそ松の元から離れないから…絶対に//』

お「ッ…///それ、反則ッ！！//」

『…ふふ♡本当だからね？だから、おそ松も離れないでね…//』


お「…襲ってい((ダメ


おそ松は私に抱きつき、顔をスリスリしている。
クソッ…可愛いのはおそ松の方なのに…//

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