鎖と赤【おそ松】 2

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あれから、他の松が帰って来て賑やかになった松野家に夜が訪れた。
泣いたから、顔ぐしゃぐしゃ。

一「…なんかあった？」

一松が変化に気づいて声をかけてくれた。
優しい。

『…何にもないよ。ちょっと、、いろいろあってね」


一「いろいろ…！？…も、もしかして！？おそ、襲、襲われた？！」

『……フッ、襲われるわけないじゃん！だって、あのクソ童貞だよ？ww
襲うことすら出来んわ。ww』

お「聞こえてまーす」


おそ松が冷めた目でこちらを見ていた。
馬鹿にされて、悔しいのだろう。


『心配してくれてありがとう。私は大丈夫だからね。』


頭を撫でる。
成人男性に頭ナデナデはキツいかな？と思ったけど一松は嫌そうにしてなかった。


お「おい！一松！じゃれんな！俺の彼女だぞ！！」

一「…ヒヒッ」


不敵に笑う。
ああ…楽しい。

こんな日々が続けば…。
いつか、私のせいで壊れてしまったら…。
ああ！こんなこと考えない！


すると、夕飯の準備が出来た。
みんな席に着き、手を合わせた。

「いただきます！」

今日も美味しい！箸が止まらない。
それは松達も一緒だった。

喉に詰まりそうw
だけど、お腹に溜まった気がしないなぁ。
食欲こんなあったっけ？

ああ…そういえば薬あったな。
さっき、めっちゃ辛かったけど飲むの忘れてたな。今でも間に合うかな？

「ごちそうさま！」

お腹いっぱいなとこで薬を飲む。
なぜか薬の方がお腹に溜まる気がした。

やっぱり、私はあのお肉が栄養なんだな。
あれを食べるなんて…

調べたら、出てきそう。


お「トド松〜。あのさ、オススメのデートスポットなーい？」

ト「デートすんの?!うわぁ〜。リア充死ね…。まあ良いよ。」

お「気持ちダダ漏れだなw」


そういえば、デートするんだった。
食器を片づけ、おそ松とトド松の話に混ざった。


『…なんか、落ち着いてるところが良いな…。』

お「良いねぇ〜！」

ト「自分たちで決めたら〜」


嫌な目で見るトド松。
そう言いながらも、スマホで探してくれてる。


ト「ここは?」

スマホの画面を見せた。
画像がいくつかあり、それはそれは綺麗な海だった。

ト「ちょっと遠いけど…。行くなら、泊まった方が良いかも。」

お「トッティやるぅ〜！」

ト「でしょ〜♡サポートするから、感謝しろ♡」


可愛いがどこか強い口調で言ってる気がした。
末弟恐るべし。

『泊まり、かぁ』

お「決まりで良くない?」

『良いよ』


楽しみだ。

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