花言葉

ガマズミ ページ8

誰か助けて────

精一杯絞り出した言葉は小さく掠れた声だった。騒がしいこの場所で誰も気づく筈がなかった。
それでも私は必死に助けを求めた。

あぁあの人はきっと今私と目が合った。
これで助かるよね。なんて思っても誰も助けてくれない。此方を見て笑っている。


私は何もできない子。見捨てられた子。

そんなの分かっているはずなのにそれでも誰かに助けを求める。

人間の心理というものは怖い。

助からないとわかっていても助けを求める。
これで何回目だろう。

｢それだけは、お願い持っていかないで。｣

何回この言葉を言ったのだろう。
何回泣き叫んだのだろう。

何回この人達に大切なものを奪われたのだろう。


これは私の宿命なのだろうか。


またひとつ暗闇にのまれていく。


あぁまた私は誰からも無視されるのだ。

ガマズミ↬ 私を無視しないで

────────────────────

リクエストありがとうございます
こんな感じでよかったのだろうかと今更ながらに思ってます

じゃんじゃんリクエストくださいね
感想と評価も待ってますd(˙꒳˙* )

オモト→←謝罪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す