38話 ページ42
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及｢ついたっ！横浜！！｣
及川さんのはしゃぐ声に寝ていた面々が顔を顰めながら彼を睨むように見る。
その中でも特に酷かったのが、
花｢おいクソ川…五月蝿ぇんだよ｣
乃｢ﾋｯ!? す、すみません。｣
寝起きだと機嫌が悪いらしい花巻さんが及川さんに対し荒い口調で云う。
｢何時もの花のようなほんわか笑みを浮かべる花巻さんは一体何処へ…？｣
松｢ﾌﾞﾊｯ、花だけに｣
私が巫山戯てそう云えば、後ろの席に居る私を、花巻さんの隣に座った松川さんが此方に身を乗り出し笑いながら云う。
及｢ねぇちょっとまっつん！？
マッキーて何時もこんな怖いの!?｣
溝｢及川さっきから五月蝿ぇ！！
オラ、寝てるやつ起こせ！もう直ぐ着くぞ！！｣
1番前に岩泉さんの隣で及川さんが必死さがわかる面構えで松川さんと同じような体制で云うと、コーチの溝口君が怒鳴る。
其れから及川さんと岩泉さんが仕切り、寝てる奴を起こしてー、何て声を掛けながら一番後ろまで歩く。
5人席のバスの一番後ろには、マネージャーに探偵社員、荷物の席となっている。
及川さんが歩きながらバスの一番後ろに来た所で、及川さんが手を頭の後ろにやりながら申し訳なさそうに微笑を浮かべながら、
及｢騒がしくしてすみません…。｣
敦｢あっ、ううん！気にしないで！
げ、元気があっていいと思うよ。流石運動部…！｣
人虎が言葉を濁しながらそう云えば、鏡花も頷く。
姫｢及川さん、もう直ぐ着くんですよね？
なら、私も声掛けしますよ。｣
姫華のその言葉に私も頷けば、及川さんは ありがとう、けど大丈夫だよ。と礼を云い、之は主将と副主将に任せて、とでも云うように前の席に戻って行った。
頼もしいではないか、主将…！
＊
因みに今回使用させて戴く合宿所は、昔は青城とそれなりに交流のあった高校らしいが、とある理由で廃校になったらしく、設備や建付けも文句無しなので部活動の合宿によく使用されるらしいのと、
監督の遠い知り合いにこの廃高校の元理事長と排球部の監督が居るらしく、安く使用させて戴けるらしい。
バスの1番窓側に座る私は到着間際、合宿所の校門前に金色で長めの髪を後ろで1括りにした、眼鏡が本体と言っても過言ではない見慣れた探偵社員が居た。
｢うげぇ…｣
姫｢如何かしたの？Aちゃん。｣
敦｢…あ、国木田さん。｣
あの人は少し苦手だ。
＊
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オタク - 中也くん優しすぎて泣いた笑 さすが、わいの推しや！後、めっちゃ面白いです！ (2022年3月9日 2時) (
レス) @page36 id: 854c8e4edd (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2018年11月23日 15時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます！ (2018年11月20日 18時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 楓さん» 私も入れてくれてる人いてびっくりしました← 応援ありがとうございます。更新頑張ります！！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - マイさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かえ | 作成日時：2018年9月17日 22時
