26話 ページ28
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姫｢ｯ…！｣
｢話してみて、聞くから。お願い、私は姫華の
友達でしょ？｣
異能力者となれば、この強大な…というか便利な異能は放っておけない。
是非私の相棒になってほしい…けれど、マフィアは危険だからな…
でも私は姫華の友達。
マフィアなのに甘い考えをしてる、って思われても仕方が無い。
…私はこういう性格だから、あの時もっ、
姫｢ｯ…！と、友、達…。
Aぢゃんんん！
あの、あのね、私ね、あのっ、｣
｢っ、うん。
何？話してみてよ。｣
私は手を伸ばしながら私の方に近付いてくる姫華を受け止める為に体制を整えながらも姫華をあやす様に言葉を紡ぐ。
軈て姫華が私の胸の中に飛び込んで来た衝撃で少しふらつくが、彼女の言葉に真剣に耳を傾ける。
姫｢あの、あのねAちゃん、私ね、異能力者のお父さんの言いなりで、言う事聞かないと、ｯ…｣
姫華は震えながら必死に私に訴え掛けて呉れる。
其れに私は優しく相槌を打ちながら、姫華に話を続けてもらうよう声をかける。
姫｢ぅん、でね、言う事聞かないと、私、お父さんに、殴られたり、蹴られたり、…もう嫌なの、怖い…。
お母さんは、偶に私に話し掛けてくれるんだけど、権力も力もあるお父さんに媚びてて…私は家族の中でイラナイ子って云われて、
…ッ、嫌だよ、其れに責めて友達を作って愛されようとしても何故か嫌われちゃうし、どうしたらいいの…。｣
｢…へぇ、酷いね。
でも、私は姫華の味方で友達だからね。
もう1人だなんて思わないでね。｣
姫華はマフィアが自分の味方…手下って云った時、お父さんから聞いたって云ってたけど多分其れも糞親父に云えって云われたんだろうな。
其れに、異能力者。
今の私の感情は怒りや蔑みを含めた…其れよりもほかの感情がいり混ざった感じがする
＊
その後姫華の話を聞き終わったあと、予鈴がなり急いで教室迄走った。
勿論ロッカーは元の位置に戻し、姫華の異能が暴走しないようにあまり手になにか触れないように気を付ける事にした。
姫｢はっ、はぁ…っ、は。
…本鈴ぎりぎりに付いたね。｣
教室の前で息を整えながら立ち止まった姫華。
私は体力には自信がある方なのでこの位では息切れもしない。
｢そうだね。
…ってかさ姫華、さっきの口調の方がいいよ？
否、それが原因で避けられてるんだよ。｣
姫｢えっ｣
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オタク - 中也くん優しすぎて泣いた笑 さすが、わいの推しや！後、めっちゃ面白いです！ (2022年3月9日 2時) (
レス) @page36 id: 854c8e4edd (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2018年11月23日 15時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます！ (2018年11月20日 18時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 楓さん» 私も入れてくれてる人いてびっくりしました← 応援ありがとうございます。更新頑張ります！！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - マイさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かえ | 作成日時：2018年9月17日 22時
