絶対にバレてはいけない私のヒミツ【KZ】2nd

その49 ページ4

「何がですか？」


「俺の調べによると、Z長は男の名前が書かれているんだ。」


「え………」



じゃ、じゃあ…お姉ちゃんはZ長じゃないの？



「ごめん、奈子ちゃんがアーヤをZ長だと思う理由を詳しく話してくれないかな？」


「はい……実は_____________」



火影くんとのやり取りを一通り説明した。



「なるほど…………確かにそれも筋があるけど…」


「やっぱり違うんですかね……？」


「……何とも言えないな。」



そう言ってまた考え込む。



「…まあとりあえず調査を続けるよ。また進展があったら奈子ちゃんに伝える。脅すのは少し待って。何か素材になるような物がないと。」



……ってことは、協力きてくれるってことだよね！？



「はいっ……ありがとうございます！！」


勢いよく頭を下げると、机にゴンッと頭をぶつける。



「いった………」



打ったおデコをさする。


また同じことをやってしまった……


シュン…としていると、黒木先輩が笑った。



「奈子ちゃんって本当面白い。」



私も一緒になって笑う。


しばらく笑っていたため、お腹が痛くなってきた。


それでお互いに笑いを止める。


そこでふと時計を見ると、長い針が12を指そうとしていた。



「あっ、もう時間だっ！！」


「ああ、本当だ。長くなってごめんね。送るよ。」


「あ、大丈夫です！近いですから！！」



そう言い残して、G教室まで急いだ。

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