その21 ページ22
〜奈子side〜
どうやらあの後、無事にお姉ちゃんたちは仲直りできたらしく、私にお礼を言いに来た。
私はお姉ちゃんを連れ出しただけなのに…
なんて言ったら、「連れ出すのは奈子ちゃんしかできなかったから」って。
私は苦笑いを浮かべ、先輩たちに向かって言う。
「仲直りできて良かったです。」
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
「……な？…ばな。王様！！」
「へっ？」
目が覚めると、G教室のみんなが私を見つめていた。
「おはよ、王様。」
「おはよ。…で、これってどういう状況？」
私が机にうつ伏せで寝ていて、後から来たみんなが起こしたのは分かる。
でも、なんでみんなここにいるの？
今日は確かG教室はなかったはず。
…そういえば、なんで私もこんなとこにいるんだろ？
首を傾げていると、みんなが呆れた表情をする。
「……まさか覚えてないのか？」
「え、なにを？」
目をﾊﾟﾁｸﾘするとみんな息をそろえて大きく溜息をつく。
「今日集合をかけたのは王様だろ？」
集合・・・ああ！
お姉ちゃんの一件ですっかり忘れてたけど、Z長の誕生祭のバースデーケーキの打ち合わせをしたかったんだ！
「…リーダーがこんなんで大丈夫かよ。」
「まあまあ。それを支えるのが俺たちの役目だろ？」
「な？」と火影くんは美織くんを見るが、美織くんは興味ないといったように短く「ああ。」と答えた。
「それより、なんか幸せそうな顔して寝てたけど…なんの夢見てたの？」
「えっと、この前お姉ちゃんが絶交してた仲間たちと仲直りできたの。その時の夢。」
「…王様ってシスコン？」
「違うよ。」
確かにお姉ちゃんは好きだけど、シスコンまでじゃないよ。
お姉ちゃんに笑顔が戻って嬉しいだけだもん。
そう言い張ると、「もうやってられない」といったように首を横に振った。
「そろそろ本題には入ろーぜ。」
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エリジャ(プロフ) - Liumさん» はじめまして。えっとLiumさんの当時の名前、なんとなく察しました。ファンだったのでコメントしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります。コメントありがとうございました。 (2017年6月8日 16時) (
レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
Lium(プロフ) - はじめまして、Liumと言います。昔ここでkzの二次小説を書いていました。当時の名前は公表できませんが？私の作品を掲載してくださり、ありがとうございました。お話、とっても面白いです。これからも頑張ってください。 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 38bf6f40ac (このIDを非表示/違反報告)
いちご - エリジャもファイト！ (2017年5月15日 13時) (レス) id: 8bd1bf5214 (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - いちごさん» ああ、確かにそうかも……まあどっちもどっち、だね。笑 頑張れ、いちご！！ (2017年5月15日 13時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
いちご - エリジャさん» でも、期末の時に範囲が半端ないから･･･。 (2017年5月15日 13時) (レス) id: 8bd1bf5214 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリジャ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/erijya/
作成日時：2016年5月26日 20時
