その2 ページ2
「奈子、明日空いてる?」
突然、お姉ちゃんに誘われた。
こんな事は珍しい。
嬉しいな♪
お姉ちゃんから、遊びに誘ってくれるなんて。
「うん!大丈夫だよ。でも……どうして?」
「なんか久しぶりに一緒にお買い物に行きたくなって。」
優しく笑うお姉ちゃんを見て、思い出した。
「えっ、お姉ちゃん勉強しなくて大丈夫なの?」
この前のテストが悪くて、ママに怒られてたんだよね……。
大丈夫だったのかな?
「う〜ん……大丈夫じゃないんだけど、息抜きしたくって。」
エヘヘ…と笑うお姉ちゃんを見て思う。
成績上げようと勉強ばっかりしているから辛いんだろうなって。
だから今日ぐらいはお姉ちゃんのわがままを聞いてあげようかな。
「お姉ちゃん…私、行く!駅前のショッピングモール行きたい!」
私が手をビシツと上げて言うと、お姉ちゃんは愛おし気に微笑む。
「ふふっ、いいよ。またあそこのプリンアラモードが食べたくなったんでしょ?」
「うん!だって、あそこのプリンアラモード最高だもん!」
あの美味しいプリンアラモードを想像して私がウットリしていると、
「奈子は幸せそうでいいね……」
と、苦笑された。
そんなに幸せそうな顔をしていたのかと思っていると、お姉ちゃんが「あっ…!」と声を上げる。
「奈子っ!もう秀明行く時間じゃない?」
パッと時計を仰ぎ見ると時計の短い針が4を指そうとしていた。
「わっ……!もうこんな時間!」
急いで自室に戻り、鞄を持ってくる。
「明日、楽しみにしてるね。じゃ、行ってきま〜す。」
「うん、行ってらっしゃい。」
お姉ちゃんに見送られ、秀明へと向かった。
59人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エリジャ(プロフ) - Liumさん» はじめまして。えっとLiumさんの当時の名前、なんとなく察しました。ファンだったのでコメントしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります。コメントありがとうございました。 (2017年6月8日 16時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
Lium(プロフ) - はじめまして、Liumと言います。昔ここでkzの二次小説を書いていました。当時の名前は公表できませんが?私の作品を掲載してくださり、ありがとうございました。お話、とっても面白いです。これからも頑張ってください。 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 38bf6f40ac (このIDを非表示/違反報告)
いちご - エリジャもファイト! (2017年5月15日 13時) (レス) id: 8bd1bf5214 (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - いちごさん» ああ、確かにそうかも……まあどっちもどっち、だね。笑 頑張れ、いちご!! (2017年5月15日 13時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
いちご - エリジャさん» でも、期末の時に範囲が半端ないから・・・。 (2017年5月15日 13時) (レス) id: 8bd1bf5214 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エリジャ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/erijya/
作成日時:2016年5月26日 20時