芥川「105話だ...貴様マフィアに入る気はあるか?」 ページ13
梨麻「いらっしゃい」
エレベーターの扉が開くとマンションの外の廊下で梨麻が待っていてくれた
美空「こんなに上の階なんだね」
梨麻「そんな事より早く血まみれのマリちゃんを呼び出しましょうよ」
美空「そ、そうだね」
梨麻の家は13階の突き当たりだった
中に入ると長い廊下が見える
奥に1つ左右にそれぞれ一つずつ部屋のドアがある
梨麻「リビングは1番奥だよ」
梨麻は右側を歩きながらそう言うと奥のドアを開けた
リビングを見た瞬間美空は目を見開いた
部屋の中には何も無かったのだ
正確には古い姿見ひとつがぽつんと置かれていた
美空「どうして姿見しかないの?」
梨麻「あぁそれはねリビングを掃除することになってそれでここにあった物は全部他の部屋に運んだの」
美空「ソファーとかテーブルも?」
梨麻「そんな事より早く血まみれのマリちゃんを呼び出しましょうよ」
梨麻がこちらに向けた姿見は上の方に少しだけヒビが入っていた
美空「そのヒビは何?」
梨麻「さっき倒しちゃったのちょっとくらいヒビが入ってても問題ないでしょ?」
美空「それはないと思うけどあれ?」
みくは鏡のヒビになにか着いていることに気がついた
美空「何これ?」
美空は梨麻の方を見た
梨麻「こっちを見ないで!」
梨麻は身体をそらした。まるで美空に顔を見られるのを嫌がっているようだ
美空「梨麻どうしたの?」
梨麻「急にこっちを向いたから吃驚しちゃって。多分その血は倒れた姿見を直すときに指をヒビで切っちゃったから着いちゃったの」
美空「えぇ!大丈夫なの?どの指を切ったの?」
梨麻「それはええっと忘れちゃった」
美空(忘れた?姿見は「さっき倒した」って言ってたよね?さっきあった出来事をそんなに簡単に忘れちゃう物なのかな?)
美空は梨麻の指を確認しようとする
すると隣に立っていた梨麻は大きな目でじっと美空を見つめた
梨麻「そんな事より早く血まみれのマリちゃんを呼び出しましょ」
美空「う、うんじゃあやろっか」
梨麻「最初は姿見に映った自分の顔を13秒間じっと見つめるんだよね?」
美空「う、うん、そう」
しかし美空はなかなか姿見に映った時分の顔を見ることが出来なかった
梨麻「美空どうしたの?」
美空「なんかちょっと怖くなってきて」
美空は都市伝説に強い興味はあったし血まみれのマリちゃんも呼び出してみたいだが急に怖気付いてしまった
梨麻「あーあ私、せっかく美空の味方になってあげたのになぁ」
敦「106話です!暫く更新しなくてすみません!」→←ヒミツ「104話よ...ふふふっ」
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星(プロフ) - 包帯無駄遣い装置さん» 次の巻も楽しみですね! (2021年1月29日 18時) (レス) id: 569fd15754 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い装置(プロフ) - 星さん» そうですよね,,泣泣というか笑ってる時の顔イケメンすぎてびっくりした← (2021年1月28日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
星(プロフ) - 包帯無駄遣い装置さん» 15巻ですよね!?私もめっちゃ感動しました!青い傘の男の過去が… (2021年1月28日 19時) (レス) id: 569fd15754 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い装置(プロフ) - 星さん» 新刊見ました?!何か感動しました,,泣 (2021年1月27日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
星(プロフ) - 包帯無駄遣い装置さん» ですよね!フシギは可愛いし、カッコイイので私好きなんです! (2021年1月27日 20時) (レス) id: 569fd15754 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九十九夜瑠 | 作成日時:2020年4月10日 10時