俺の妻がイケメン過ぎるby凶一郎 (ページ36)

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幸せが35個ページ36

凶「六美は俺とAで死守する。つまりこの場において、一番のカモはお前だ朝野太陽」

太「何それえええええええええええ！？」

凶「さあ皆さん彼は賞金首なので引き出物にピッタリですよ～♡」

A「凶一郎！やめ…」

《こら凶一郎、いい加減にしなさい》

懐かしい声がした。声の正体は、４年前亡くなった義母(はは)の零だった。

凶「か…」

六「母さん！？」

画面の中では７歳の凶一郎と２歳の六美がいる。すでにこのときからシスコンを発揮している。

でも、凶一郎はこのビデオレターを把握していなかったそうだ。何にしろ、昔義母さんが撮って二刃にたくしたのだから。凶一郎をたしなめるために。

画面の中でも兄妹喧嘩が起こっている。しかし、兄妹全員変わらないなぁと思う。体格や声が変わっても性格は変わらないままだ。

義母さんは未来で凶一郎が旦那(太陽)に手をかけようとしているところもお見通しだったみたい。

太陽は義母さんの言葉に反応し、六美の左手に自分の右手を重ねている。

凶「旦那気取りめ…」

A「旦那なんだよっ…凶一郎っ…。六美、そろそろタイムリミットが…」

六「フフ、わかったわ」

六美が席を立ち上がり、最後の言葉を述べ、太陽とともに万雷の銃弾のシャワーでバージンロードを駆け抜けた。

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