俺の妻がイケメン過ぎるby凶一郎 (ページ33)

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幸せが32個ページ33

今日は学校へ出勤の日だった。本当は凶一郎と一緒に行きたいが、学校では夫婦ということを隠し通さねばならないため、あえて時間をずらして行く。

学校へ着くと掲示板辺りに沢山の人だかりができていた。

A「どうしたの、みんな。そんなに集まって」

「桜庭先生！昼川先生と密会をしていたって本当ですか！？」

A「へ」

女子生徒から突発的にそんなことを言われ、間抜けな声が出る。

A「それは…どういうことなの？」

「この新聞部の記事ですよ！」

記事に目をやると、《桜庭先生、昼川先生と秘密の面会か！？》や《抱き合う姿も！》などと見出しに大きく写真まで張り出されている。これはこの前の遊園地の帰りに公園に寄ったときのものだ。

「桜庭先生！昼川先生とはどういう関係ですか！？」

A「え！？」

Aのところへ来たのは新聞部の部員だ。Aから凶一郎との関係を聞き出し、それをネタにしてまた書くつもりなのだろう。

凶「朝からどうしたんだ。騒々しいぞ」

「昼川先生！桜庭先生とはどういう関係なんですか！？」

新聞部の部員が凶一郎に詰め寄る。凶一郎はさっと掲示板に貼られている記事に目を通した。

凶「Aとの関係か？」

呼び捨てにすると、女子生徒たちの黄色い悲鳴が聴こえる。

凶「俺とAは夫婦だ」

凶一郎はAを引き寄せ、キスをした。

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