幸せが20個 ページ21
それでも太陽は死にものぐるいで、努力をしてこの家での暮らしかたを叩き込んでいった。
そして、3週間もすると廊下や階段のトラップは余裕にクリアしていった。
A「…って、六美からLINE着てたよ」
夜、お風呂から上がり、ベッドに座る。
凶「そうか、凡人なりにアイツは頑張っているんだな」
A「でも、毒の耐性やピッキングとかはまだできないようだけど」
凶「そうか…」
A「気にかけてるの？太陽のこと」
凶「いや、別に」
A「じゃあ嫉妬してるの？」
凶「……、全くしていないが」
A「その割には結構間が空いてたけど。まぁ仕方ないか、最近太陽のことばかりで、凶一郎には全然構ってないもんね」
凶「少しはアイツじゃなくて俺も構ってくれ」
腰に抱きついていてくる凶一郎。たまにこの姿を私の前でしか見せないので、勝手に甘えん坊凶一郎と私は名づけている。
A「はいはい。今日の凶一郎は甘えただね〜」
凶「違う…」
グリグリと頭を擦り付けてくる。その姿が可愛い。
A「じゃあ今日は一緒に寝る？」
凶「俺の奥さんイケメンか？(寝る)」
A「それ多分心と言いたいこと逆だ」
凶「早く、電気消すぞ」
A「うん」
凶一郎はベッドに入ると必ず私を抱き締めながら寝る。体が密着し、顔が近くなり、彼の顔がすぐ近くで見えるので、彼の寝顔を見れるのは私だけの特権だ。
そんな彼が私は狂おしいほど好きだ。
A「おやすみ凶一郎」
凶一郎の頬にキスをして、眠りについた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クラゲ - おぉ！すごいです！私、君の敬語が抜けるまでっていう小説書いてるんですけど(最近最新停止中)よかったら見てください！ (2023年3月24日 20時) (
レス) @page4 id: 772f111aa6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yuma | 作成日時：2023年3月16日 10時
