幸せが19個 ページ20
太陽が夜桜家で住み始めて一日目。
朝、凄まじい爆音がした。そして、食堂には所々黒こげになった太陽が来た。
二「うちの目覚ましは10秒放置で爆発する。どんな時も迅速に起きれるようにね」
A「よく目が覚めるでしょ？」
太「二度と覚めなくなるところだった…」
六「大丈夫太陽？」
六美は言いながら、太陽の体についている黒ずみを濡れタオルで拭き取っていた。
六「ここで暮らすなんて無茶だよ。心配だな…」
嫌「葬式の準備しとく〜！？」
六「嫌五？」
嫌「ごめんなさい」
六美がドスの効いた声で嫌五に言う。我ながら妹が怖い。
太「つーか、お前こそよくここで暮らせるな…」
六「ああ、この家のトラップは私には作動しないの」
A「太陽もこの家に認められれば作動しないようにできるよ」
太「認められる…？」
A「この家のトラップはコンピューターが一括管理していて、すべてのトラップをクリアすると夜桜家の一員としてインプットされ、トラップのON·OFF を制御できるようになるんだよ」
四「全クリすると無敵ボーナスが出るゲームと同じだ。あたしらもケガとか面倒なときはOFF にするんだ」
二「常人でも２年ありゃクリアできるし頑張ってみな」
太「に、２年もここで暮らす自信は…」
太陽が言いかけると、ぐぎゅるる…という大きな音がした。
A「油断しちゃ駄目だよ。食事も訓練のうち。
耐性をつけるために六美以外の食事には毒が少量入っているの。せいぜいお腹の調子が悪くなるだけだから安心してね」
私がそう言うと、太陽は席を立ち上がり、ダッシュでトイレに駆け込んだが
A「あ、入室には錠のピッキングとパスコード解析が必要で、コードは毎分更新だから気をつけてね〜」
太「嘘だろぉぉぉぉおぉ！！？たすけてえええええええ」
A「四怨、指導お願いね」
四「へーい」
こうして、太陽の地獄の日常は幕を開けた。
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クラゲ - おぉ！すごいです！私、君の敬語が抜けるまでっていう小説書いてるんですけど(最近最新停止中)よかったら見てください！ (2023年3月24日 20時) (
レス) @page4 id: 772f111aa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuma | 作成日時：2023年3月16日 10時
