幸せが16個 ページ17
凶一郎と一緒にたくさんの人質を助け出し、太陽たちのもとへ急いで向かう。すでに、教頭室は爆破されており、太陽が飛び降りようとしていた。
A「多分太陽に着いているのは小型爆弾のアレだよね？」
凶「ああ、恐らくな。でも大丈夫だ。あいつを死なせはしない」
そう言うと下に降りていき、太陽を鋼蜘蛛で巻きつけていた。そのうち一本は恐らく小型爆弾の『線香花火』を停止させるために突き抜けていた。
凶「いやー、仕事が早く片付いて良かったな。
たま屋の小型爆弾『線香花火』は極小計量で、超高威力。だが、そのコスパ良さゆえの弱点が２つある」
A「１つは標的の体温で充電するため、起動に数時間かかること。もう１つは、糸一本で一時停止できる構造のシンプルさ。
よく気づいたね、上出来だよ」
凶「任務達成の褒美に一つ教えてやろう。自分さえも疑うべきこの世界でも、唯一信じられるものがある。
それが俺達家族だ。俺はお前を殺したいが、この身に代えても決して死なせない。
だからこそ心おきなく死ぬ気で努力しろ。愛する俺達の六美のために」
凶一郎の言葉を聞いた太陽は「この人はめちゃくちゃなようで、意外とスジが通っているのかもしれない」と思った。
凶「じゃあ引き上げるけど、ついうっかり落として死んじゃっても、ワザとじゃないからな」
A「凶一郎？」
凶「冗談だ」
凶一郎は太陽を引き上げ、私に一時停止している爆弾を渡してきた。
A「拾ったものは持ち主に返さなきゃいけないもんね」
そう言うと、Aは勢いよく投げた。すると、向かい側のビルの屋上に目掛けて飛んでいき、爆発した。
凶「流石、暗器使いだな。正確な投げ方だ」
A「ありがとう」
そういう二人のやり取りを聞いていた太陽と六美は「この二人はめちゃくちゃだ」と思ったらしい。
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クラゲ - おぉ！すごいです！私、君の敬語が抜けるまでっていう小説書いてるんですけど(最近最新停止中)よかったら見てください！ (2023年3月24日 20時) (
レス) @page4 id: 772f111aa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuma | 作成日時：2023年3月16日 10時
