夕暮れ時2【不死川実弥】 (ページ5)

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守れなかった者2 ページ5

炭治郎「うあああああああ！！！うあああ！！！」

A「…っ…うっ…うぅ…」

煉獄「もうそんなに叫ぶんじゃない。腹の傷が開く。君たちも軽傷じゃないんだ。竈門少年たちが死んでしまったら、俺の負けになってしまうぞ」

そんな事言わないでください。貴方には生きてて欲しいんです…

煉獄「こっちにおいで。最後に少し話をしよう」

私は炭治郎を支えて、煉獄さんの近くに座った

炭治郎「…」

煉獄「思い出したことがあるんだ。昔の夢を見た時に」

煉獄さんは炭治郎に話した。そして、私の頭を撫でながら言った

煉獄「君の戦いは凄かった。頭痛に耐えながらも、最後まで戦った。柱の俺でさえ入れなかった。俺が君を守ったことを、君は責めるな。後悔するな」

A「…っ…煉獄さん…お願いです…死なないでください…お願いですから…」

煉獄「…すまないな…A」

コツンと、額を合わせた煉獄さん。冷たかった。でも、暖かかった。

煉獄「竈門少年、猪頭少年、黄色い少年、獅子唐少女、もっともっと成長しろ。そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる。君たちを信じる」

炭治郎「…」

煉獄さんは、笑顔で逝った

守れなかった。また…私は大切な人を…