瀕死の中で ページ20
宇髄SIDE
Aが気を失った。心音は微かに聞こえる。だがそれでも弱い
伊黒「ふぅんそうか。ふぅん。陸ね一番下だ。上弦の。陸とはいえ上弦を倒したわけだ。実にめでたいことだな。陸だがな」
「褒めてやってもいい」
今はそんなことどうでもいい。早くAを…!
伊黒「…!不死川の継子か…?」
宇髄「Aを早く蝶屋敷に連れて行ってくれ…心音が弱い」
伊黒「!分かった」
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伊黒SIDE
不死川の継子の脈が弱い。これ程の大怪我で、しかも出血で、生きていること自体が奇跡だ。不思議でならない
伊黒「頑張れ。死ぬんじゃないぞ」
不死川が待ってる
A「…い…ぐろ…さ…?」
伊黒「!気が付いたか」
A「…ここ…は…」
伊黒「蝶屋敷には混んでる最中だ。頑張れ」
A「…」
意識がハッキリしていないのか、返事が曖昧だ。それに体温もどんどん冷たくなっていってる。このまま死ぬんじゃないのか?コイツは…。駄目だ死ぬな。死んだらただじゃおかないぞA。俺が許さない
伊黒「胡蝶!」
俺は蝶屋敷のドアを強く叩いた。すると、目を擦りながら、三人の子供と、奥から二つ縛りをした女がでてきた
アオイ「Aさん!?きよ、なほ、すみ、しのぶ様を呼んできて!!」
「「「はいぃ!!」」」
アオイ「蛇柱様はこちらへ!!」
伊黒「ああ」
しのぶ「Aちゃん!?酷い…!アオイ、輸血の準備を!!」
アオイ「はい!」
しのぶ「伊黒さんはAちゃんをこちらへ!!」
伊黒「…」
俺は黙って頷いた
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不死川SIDE
鴉「カア!上弦との戦いで獅子唐A重症!重症!蝶屋敷へ向かえェ!!」
不死川「っ!!」
死ぬなA!!
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作者名:ニャユズコ | 作成日時:2020年8月1日 16時