人が届きました。【いれいす】

5話 ページ6

カメラマン「まずは、雑誌で、ないこくんからね」

カメラマン「それじゃあ、そこに座って」

『はい』

カメラマン「ないこくんは、楽姫ちゃんにアイシャドウ塗ってる感じ」

ないこ「こう、ですか？」

カメラマン「うん、いいね、」



カメラマン「最後はその口紅越しにキスしてほしい」

ないこ「え」

キスシーンか…何回かやった事あるけど、いつも数cmで止めてるし、今回は口紅挟んでるからいいか

『ないちゃん、やろ』

ないこ「えっ！？」

ないちゃん、綺麗な顔だな

かっこいいな…

カメラマン「じゃあ行くよー、3、2、1、」


『どうですか？』

ないこ「全然動じてない…」

カメラマン「うん、いいね！次は〜…」



カメラマン「おっけい！休んでいいよ！」

『ありがとうございました！』

初兎「お疲れ、」

ないこ「緊張した…」

『よかったよ、ないちゃん』

ないこ「そ、そう？」

初兎「む…2人とも近かった」

『仕方ないよ、撮影だし…』

ないこ「次は初兎ちゃんの番だよ」

『そうだね、』

初兎「やばい、緊張するw」



カメラマン「よし、次はCMだから そこの窓辺に座って、楽姫ちゃんは初兎くんの肩に頭乗せて」

『はい、』

カメラマン「それで、初兎くんは楽姫ちゃんの肩を〜…」


カメラマン「ラスト！初兎くん、お姫様抱っこって出来る？」

初兎「多分、出来ると思います」

私なら多分楽勝だな〜

カメラマン「じゃあ、お姫様抱っこして、くるっと回って顔を近づけて」

『初兎ちゃん、重かったらごめんね』

初兎「だ、大丈夫」

カメラマン「じゃあ行くよー、3、2、1、」

くるっと回って…

いや、思ったより近い！？


カメラマン「おっけい！いいのが撮れたよ」

『よし！ありがとう、2人たりとも』

初兎「おん…」

ないこ「初兎ちゃん顔真っ赤w」

初兎「いや、思ったより近くて…」

『私もびっくりした、あそこまで近くする必要ないのに…』

初兎「どんくらいか分かんなかったんよ！」

『ふふっ、早く着替えて帰ろう？』

ないこ「皆に早く見せたいな〜」

マネージャー「ねぇ、貴方達」

ないこ「はい？」

マネージャー「貴方達、モデルやってみない！？」

初兎「え？」

マネージャー「才能あるわ！かっこいいし 理解力もいいし！」

ないこ「…」

『私はいいと思うよ、また共演出来るし』

ないこ「俺達はやりません」

初兎「大事な人がいるので、」

マネージャー「そう、ごめんね、変なこと言って。
今日は帰っていいわよ、」

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