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第52話 ページ11

「...ここ...蝶屋敷?」

目が覚めると見覚えのある天井
私...鬼舞辻と戦ってたよね...勝ったっけ?

「いった!!」

立ち上がろうとすると身体が悲鳴をあげる
痛すぎて立つなんて無理!...でも

「戦いがどうなったか聞かないと。」

そう思っていると部屋にしのぶが入ってきた

しのぶ「A...さん?」

「あ、しのぶ!鬼舞辻は...!?」

しのぶが抱きついてきた

「し、しのぶ!?どうしたの?...てか痛い痛い!」

しのぶは何も答えずに抱きついている
泣いてる?...え?どうして...え?私なんかした?...え?

しのぶ「Aさん...心配...したんですよ?」

「...ごめん。しのぶ...えっと...大丈夫?」

しのぶ「誰のせいだと思ってるんですか?」

「...ごめんなさい。」

しのぶ「なんで1人で戦ったんですか?なんでほかの方々と一緒に戦わなかったんですか?」

「え、えっと...」

しのぶ「だいたい私に隊士の治療を頼むってどういうことですか?私じゃ戦力になりませんか?」

しのぶは抱きついたまま頭をグリグリ押し付けてくる

「いや...」

しのぶ「どうして私を気絶させたんですか?私が弱いからですか?ほんとになんなんですか?」

しのぶは涙を流しながらも言葉を紡ぐ
そりゃ心配かけるよね

「ほんとにごめん。」

しのぶ「だいたいあなたはいつもいつも...」

それからしのぶのお説教は3時間続いた

しのぶ「...これからは1人で無茶をせずにちゃんと頼ってください。わかりましたか?」

いつの間にかしのぶの涙は止まっていた
てか2時間ちょっとは日頃からの愚痴だったよね?

「は...はい。ごめんなさい。」

しのぶ「さて、私になにか聞きたいことがあるのでは?」

「あ!そうだ!鬼舞辻はどうなったの!?」

しのぶ「倒しましたよ。全て終わりました。」

「そっか...よかったー!」

本当に良かった
これで鬼のいない平和な世界になるんだ
私は大の字になってベットに寝転ぶ
少し体を動かしただけで激痛が走る

「いっったい!!!」

しのぶ「Aさん...身体がボロボロだったんですから少しは落ち着いた行動をしてください。」

「はーい!」

今は何を言われても嬉しい気がする

しのぶ「Aさんのお世話は私がしますので...覚悟しててくださいね?」

「はっは、は、はい!」

さっきの訂正やっぱり怒ったしのぶは怖いです




怪我が治るまでどころか治ったあともドロドロに甘やかされたのはまた別の話

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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…えっいきなりの別れ宣言ビックリたよ (11月12日 13時) (レス) @page22 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - えっ、いきなりの別れ宣言びっくりしました!続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年9月26日 23時) (レス) @page22 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
KURONEKO(プロフ) - 憂菜さん» いえいえ!よかったです!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2021年3月9日 15時) (レス) id: 769887312a (このIDを非表示/違反報告)
憂菜(プロフ) - KURONEKOさん» 出てきました!ありがとうございます!! (2021年3月9日 1時) (レス) id: dc1cce0ebb (このIDを非表示/違反報告)
KURONEKO(プロフ) - 憂菜さん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/KURONEKO063/こちらからとんでいただけると大丈夫だと思います! (2021年3月7日 21時) (レス) id: 769887312a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KURONEKO | 作成日時:2020年11月22日 1時

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