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白石を皮を剥いだユクの中に押し込み、私も一頭のユクの体の中に入り込む。
先程まで歩いていた、生きていた。
その身体は、とてもとても暖かく、心地が良かった。
ありがとう。
ごめんな。
私が生きるために犠牲となったユクへの感謝と謝罪を心の中で述べる。
少しづつ、動物の死にも慣れてきた。
この旅が始まった頃は、動物を狩るたびに体の中で黒いものが蠢いていた。
けれど、その感覚が今はほとんど無くなりつつある。
それどころか……。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ヴオオオオオォ」
腹の底まで響く呻き声。
ああ——
私は軍刀の柄を握り引き抜いた。
——ここは戦場だ。
「グオァァ」
赤毛を切りつけた私の顔には——不気味な笑みが広がっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「狙撃って、こんなに気持ちのいいものだったんだな」
狙撃の快感は、今まで動物を殺すたび感じてきた嫌な感情すらも凌駕していた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「……」
何かが、壊れていっているような気がする。
いつの間にか握りこんでいた首飾りを開く。
「ノチウ……」
暗いせいでそこにあるはずの愛しい顔が見られない。
私は、このまま暗がりを歩くのだろうか。
なんの光もない、真っ暗な道を、ただただ真っ直ぐ歩くだけなのだろうか。
光がなければ、あの子を見ることすら出来ない。
薄らぐ記憶を感じることしか出来ない。
忘れたくない。
忘れたくない。
忘れていくのが、
ノチウの居ない道を歩くことが、
生暖かいものが、目尻を伝う。
——こんなにも、恐ろしい。
その恐ろしさを紛らわすために、復讐の炎を燃やしている。
その炎の光でノチウを見ている。
復讐なんてもので、ノチウを照らしたくはないのに。
そうでもしないと、私は生きては行けないから。
アシㇼパを、見捨てたくは無いから。
この金塊争奪戦の夜明けを、見ていたいから。
だから、私は、今死ぬ訳には、諦める訳には、いかないんだ。
どんなに恐ろしくとも、どんなに苦しくとも、今は、歩き続けるしかないのだから。
私は、狂犬のように、狂ったように生きてやる。
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プスメラウィッチ(プロフ) - 私は、尾形百之助を一票します。 (4月1日 23時) (
レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - 見守るセミさん» コメントありがとうございます！！そうなんですよ！！！！もう、みんな良いんですよ！！！！だからめちゃ迷うんですよね！！！！(ˉ ˘ ˉ; ) (3月27日 23時) (レス) id: 14120fce3f (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - んぬムゥ尊い。マジで尊い。あどうもセミです。おがっちゃんもいいしすぎもっちゃんでもいいどちらを取っても幸せです。ワシはおがっちゃんも好きなんですが、すぎもっちゃんが最推しです。あぁ〜でも、月島さんも捨てがたい、、、 (3月27日 16時) (レス) @page31 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - エクスタシーさん» うわぁーーーー！！！！！！ほんとだぁーーー！！！！！うわ、マジでごめんなさい。今まで全く気が付かなかった…。ご指摘下さり誠にありがとうございます！！！大感謝です！！ｕ ′̥̥̥ ⌑ ‵̥̥̥ ｕ (3月26日 20時) (レス) id: 14120fce3f (このIDを非表示/違反報告)
エクスタシー - 杉本× 杉元○ (3月25日 22時) (レス) @page31 id: 9a0b80f385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年3月7日 2時
