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「これを見ろ」
杉本が言いながら懐から取り出したのは刺青の写しだった。
だが、一体だれの……。
「あ…！！それはッ」
白石が反応を示す。
「白石が札幌で牛山に手渡した辺見和雄の刺青の写しだ。土方歳三が俺に見せてきた。確認してみたが……」
まさか……。
杉本が写しをヒラリと宙に放った。
その行動が示す答えはただ一つ。
「デタラメの写しだった」
杉本は強気に笑う。
「白石は俺たちを裏切ってなかった」
「そうッその通り！！言ったはずだぜ、お前らに賭けるってな！！」
……ああ。
——いや……俺は助けたい——
——黒木は白石のこと、どう思う——
——無理だッこんな傷の杉本が走り続けられるわけねえッ——
——俺の…足が止まったら…白石ッ黒木ッお前らがアシㇼパさんを、網走監獄まで……——
「ふッ……ハハッ……」
みんながこちらに視線を寄せる、
「ハハハハハッ！！」
「え？ちょ、黒木？」
「なに？！いきなり！どうしたの？！」
「だ、大丈夫か？黒木。どっか打ったのか……？」
驚きと心配が混じったように声をかけてくる三人。
尾形でさえもが目を丸くしていた。
そりゃそうだ。
何も無いのにいきなり大笑いしだした人間がいれば、気が狂ったんじゃないかと思うだろう。
だが、私は至って正気である。
「ハハッ、す、すまない。どうしても堪えきれなくてな。フハッ」
私の笑いは未だに止まらない。
それくらいにおかしくてたまらないのだ。
こいつら三人、皆しっかり信頼しあっているんじゃないか。
そして、いつの間にやら私もそのに入れていたのか。
知っていたことだ。
知っていたが、『あの顔』がより私の笑いを引き起こしている。
鯉登を蹴り落とす時の白石の顔が。
その顔があまりにも真剣で、殺気立っていて。
それが仲間を、本当に大切な人を傷つけられた怒りからくるものだと気づいてしまって。
本当に、おかしくってたまらない。
自分には無縁だと思っていた『信頼』や『友情』と言うものを、感じる時が来るだなんて。
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プスメラウィッチ(プロフ) - 私は、尾形百之助を一票します。 (4月1日 23時) (
レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - 見守るセミさん» コメントありがとうございます！！そうなんですよ！！！！もう、みんな良いんですよ！！！！だからめちゃ迷うんですよね！！！！(ˉ ˘ ˉ; ) (3月27日 23時) (レス) id: 14120fce3f (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - んぬムゥ尊い。マジで尊い。あどうもセミです。おがっちゃんもいいしすぎもっちゃんでもいいどちらを取っても幸せです。ワシはおがっちゃんも好きなんですが、すぎもっちゃんが最推しです。あぁ〜でも、月島さんも捨てがたい、、、 (3月27日 16時) (レス) @page31 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - エクスタシーさん» うわぁーーーー！！！！！！ほんとだぁーーー！！！！！うわ、マジでごめんなさい。今まで全く気が付かなかった…。ご指摘下さり誠にありがとうございます！！！大感謝です！！ｕ ′̥̥̥ ⌑ ‵̥̥̥ ｕ (3月26日 20時) (レス) id: 14120fce3f (このIDを非表示/違反報告)
エクスタシー - 杉本× 杉元○ (3月25日 22時) (レス) @page31 id: 9a0b80f385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年3月7日 2時
