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「あんまり騒ぐと『タンネカムイ』が来ちまうぜ？アシㇼパ」
「なッ……！どうして尾形がその言葉を知ってるんだ！！！」
やっぱりろくな使い方をしなかったな……。
「さっきそこの黒木がご親切に教えてくれたんだよ。『トッコニ』がそんなに怖かったのか？」
それどころか私まで巻き込みやがったぞ、こいつ……ッ！！
「黒木ぃ〜〜〜〜〜？？」
『ッ私は聞かれたから答えただけだ！！言ったのは尾形だろ！？？』
私まで怒られるのはごめんだぜ？！
……それにしても、アシㇼパにここまで苦手なものがあるとは、少々驚きだ。
しかもそれがヘビだなんて…普段強気で大人っぽいアシㇼパも正真正銘、れっきとした幼き少女なのだ。
「大丈夫だよ、迷信だから」
「夜に口笛吹くとね、景気が良いと思われて泥棒が寄ってくるからやめなさいって話だよ」
そう辺りを警戒しているアシㇼパを宥めながら腰掛けていた木に戻ろうとした杉本と白石。
だが、二人はそのまま後ろにゴロリと倒れ込んだ。
「あれ⁈」
「さっきまで座ってた倒木が…！」
何してんだ？こいつら。
あ。
さっき杉本の顔に違和感を感じた理由が今わかった。
白石も私と同じことに気づいたようで、杉本に声をかけていた。
「杉本おまえの顔どうした？お前もどこかヘビに咬まれた？」
「え？いや？」
そう。杉本の顔がパンパンに腫れ上がっていたのだ。
ちなみに言えば白石も先程からさらに腫れ上がり、頭の大部分を侵食されたせいで目つきがとんでもなく悪くなっている。
ガサッと音が聞こえた。
なにかが地を這うような音。
……まさか。
そう思いながらふりかえる。
私がそれを視認するのとほぼ同時に杉本や白石もその存在に気づいたようだった。
こちらを真っ直ぐに見据える両の眼が、みょんと上に挙げられた頭部が、焚き火のあかりに映し出されていた。
「ぎゃー！！！」
『うおぁッ！』
叫び声をあげたアシㇼパが私の手を引きながら一目散に逃げていく。
それに続いて尾形もこちらに走り出そうとしていた。
つーか、アシㇼパ逃げ足はやッ。
私は意外な速さに驚き、転びそうになるのを必死でこらえ、全力で両足を回した。
未だその場で腰を抜かしたままの白石と杉本が同時に声を上げた。
「「サクソモアイエプだ！！！」」
そう。こちらを見据えたそれの正体は、私たちの胴より太いのではと思うほどの大蛇だったのだった。
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プスメラウィッチ(プロフ) - 私は、尾形百之助を一票します。 (4月1日 23時) (
レス) id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - 見守るセミさん» コメントありがとうございます！！そうなんですよ！！！！もう、みんな良いんですよ！！！！だからめちゃ迷うんですよね！！！！(ˉ ˘ ˉ; ) (3月27日 23時) (レス) id: 14120fce3f (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - んぬムゥ尊い。マジで尊い。あどうもセミです。おがっちゃんもいいしすぎもっちゃんでもいいどちらを取っても幸せです。ワシはおがっちゃんも好きなんですが、すぎもっちゃんが最推しです。あぁ〜でも、月島さんも捨てがたい、、、 (3月27日 16時) (レス) @page31 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - エクスタシーさん» うわぁーーーー！！！！！！ほんとだぁーーー！！！！！うわ、マジでごめんなさい。今まで全く気が付かなかった…。ご指摘下さり誠にありがとうございます！！！大感謝です！！ｕ ′̥̥̥ ⌑ ‵̥̥̥ ｕ (3月26日 20時) (レス) id: 14120fce3f (このIDを非表示/違反報告)
エクスタシー - 杉本× 杉元○ (3月25日 22時) (レス) @page31 id: 9a0b80f385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年3月7日 2時
